光が物質に当たって電子が飛び出す…そんな不思議な現象「光電効果」。この仕組みをスパッと説明して、物理学の歴史を大きく前進させたのが、あのアルベルト・アインシュタインなんです！

 

実はアインシュタインって、「相対性理論」の人ってイメージが強いですが、彼がノーベル賞を受けた理由は“光電効果の解明”だったって、知ってましたか？

 

このページでは、そんなアインシュタインの電気に関するすごい功績と、光電効果ってそもそも何？ってところを、わかりやすくかみ砕いて解説していきます！

 

 

光電効果ってなに？

まずはこの「光電効果」という現象の中身から見ていきましょう。

 

光電効果とは、光を金属などの物質に当てると、電子が飛び出してくるという現象です。

 

これ、当時はとっても謎めいた動きだったんです。というのも、光をいくら明るくしても、ある特定の色（＝波長）以下の光じゃないと電子が飛び出さなかったんですね。

 

「じゃあ光ってどうなってるの？」って疑問が生まれて、そこにアインシュタインがバシッと答えを出してくれました。

 

アインシュタインが出した新しい考え方

アインシュタインが提案したのが、光は「波」じゃなくて「粒」としても考えられるという革命的なアイデア。

 

この粒のことを光子（フォトン）と呼びます。

 

アインシュタインはこう説明しました。

 

• 光子が金属表面の電子にエネルギーを与える
• エネルギーが十分だと、電子が物質から飛び出す（＝光電効果）
• つまり光の強さよりも、光子1つあたりのエネルギー（＝光の色）がカギだった

 

この考えで、光電効果のナゾはスッキリ解けたんです！

 

なぜこの研究がすごかったの？

当時の物理学では、光は波であるという考えが常識でした。ところがアインシュタインは、光をエネルギーをもつ粒として捉え直したんです。

 

これが量子論のはじまりとも言える大発見！

 

この功績により、アインシュタインは1921年にノーベル物理学賞を受賞することになりました。

 

しかもこのアイデア、今の太陽電池や光センサー、そして半導体技術にも深く関わっているんですよ！