高電圧が危険なのはなぜ?

電線に「高電圧注意!」なんて書かれているの、見たことありますか?近づいちゃいけない!っていうのはなんとなくわかるけど、「なんで高電圧って危ないの?」って聞かれると、うまく説明できない人も多いんじゃないでしょうか。

 

実は、高電圧=電気の押し出す力がとても強いということ。それが体に流れると、命の危険があるほどの衝撃になるんです。

 

このページでは、そんな高電圧がなぜ危険なのか、その理由と仕組みを、わかりやすくかみ砕いて解説します!

 

 

そもそも電圧ってなに?

電圧とは、簡単にいうと電気を押し出す力のこと。

 

この力が大きければ大きいほど、より多くの電気(電子)が勢いよく流れようとするんですね。

 

だから高電圧=電気の勢いがめちゃくちゃ強いという状態。つまり、ちょっとでも触れたら一気に電気が体に流れ込むんです。

 

そしてこのとき、流れる電流の大きさによって人体へのダメージが変わってくるんですが…

 

高電圧だと強制的に大電流が流れてしまうのが危ないポイントなんです!

 

高電圧が体に流れるとどうなる?

人の体って、ある程度電気を通すんです。だから電圧が高いと、それだけ多くの電気が体内に突っ込んでくることに…。

 

これが原因で、次のような深刻な症状が出てしまいます。

 

  • 強い痛みとけいれん:神経や筋肉が電気で無理やり動かされる
  • 心臓の停止:電流が心臓に影響すると、リズムが乱れて止まってしまう
  • やけど:大量の電気が熱となって皮膚を焼く

 

しかも高電圧は空気中でも放電するので、「触れてないのに感電!」なんてこともあるんです。

 

なぜ高電圧が使われてるの?

「そんな危ないもの、なんでわざわざ使うの?」って思いますよね。でも高電圧にはちゃんとした理由があるんです。

 

たとえば電気を遠くに送るとき、電圧を高くすることでエネルギーのロスを減らすことができるんです。これは送電の効率を上げるための工夫!

 

だから送電線では数万ボルト〜数十万ボルトの電圧が使われていて、そのぶん危険度も高いってわけなんですね。

 

高電圧が危ねぇのはよ、「電気を押し出す力が強すぎて、人体にガンガン電気が流れ込んじまうから」なんだぜ!便利に使われてる反面、正しい距離感と知識がなきゃとんでもねぇことになるってわけだ、覚えとけよ!