電磁パルス(EMP)は地下には届かない?

電磁パルス(EMP)は地下貫通するのか

EMPは主に電磁波であるため、地中にはあまり届かず、深い地下構造物は比較的安全とされる。特に高周波成分は地中で急激に減衰する性質がある。ただし地表近くや配線経由での侵入には対策が必要である。

電磁パルス(EMP)は地下には届かない?

結論から言うと、EMPは地下には“届きにくい”けれど、絶対安全というわけではありません


このページでは、EMPが地下にどれくらい届くのか、その仕組みや限界、そして地下に避難すれば本当に安全なのかを、わかりやすくかみ砕いて解説していきます!



EMPは「空気中を伝わる」電磁波

EMP(電磁パルス)は、基本的に空気中を広がる強力な電磁波です。


この電磁波は、


地上の空気や構造物の中を伝わるけど、地中の奥深くまでは届きにくい


という特徴を持っています。


というのも、地下って…


  • 土や岩が電磁波を吸収・減衰させる
  • 金属パイプや鉄筋がシールドの役目を果たす
  • EMPのエネルギーが“拡がる前に減衰”する


だからこそ、「地下ならEMPをある程度防げる」って考えられてるんです。


地下にあれば安全?実はそうでもない

でもここで注意したいのが、


“どのくらい深いか”“どういう構造か”によって、安全性が変わる


ってこと。


たとえば…


  • 地下1階のオフィス:コンクリートの壁でも、EMPの一部が侵入する可能性あり
  • 深さ数十メートルのシェルター:かなり安全、でも通信アンテナなどの配線が繋がってたらNG
  • 地下鉄:構造によっては比較的守られやすいが、地上からのケーブルで逆流する恐れも


EMPは、地下にあればOK!というより、「EMPが入ってくる道(配線・通気口など)を断つ」ことが大事なんですね。


完全防御を目指すなら

本気でEMPから守りたい場合は、地下+αの対策が必要です。


  • 地下シェルターの金属シールド化(ファラデーケージ構造)
  • 外部ケーブル類の遮断・フィルター設置
  • 電子機器を専用EMPバッグに収納


つまり、「地下+遮断=最強のEMP対策」ってわけです。


地下にいりゃEMPは届かねぇ?そりゃ確かに地上よりはマシだ。でもよ、油断すんなよ?ケーブル一本、アンテナ一本でもEMPは侵入してくっからな!完全に守りてぇなら、地下にこもるだけじゃなく、入り口ふさぐ覚悟もいるんだぜ!EMPなめんなよ!