雷には雲と地表の間で起こる「対地雷」、雲の中で起こる「雲内雷」、雲同士の間の「雲間雷」がある。さらに、成層圏まで届く「スプライト」など特殊な放電も存在する。雷の発生場所や経路によって分類されている。

雷と「空気の絶縁破壊」
通常、空気は電気を通さない絶縁体だが、高い電圧がかかると分子が電離し電流が流れるようになる。これを空気の絶縁破壊と呼び、雷が発生する直接的な原因である。電場が限界を超えることで放電が始まる。

雷って、空にバリバリッと光って音までドカーン!って鳴る、インパクト抜群の自然現象ですよね。でも実は、科学的には雷って「空気の絶縁破壊(ぜつえんはかい)」とも呼ばれているんです。
雷=空気の絶縁破壊ってのは、「ふだん電気を通さない空気が、限界をこえて電気を通しちゃった」って現象だからなんですよ!
このページでは、なぜ雷を「空気の絶縁破壊」と言い換えるのか?を、絶縁の意味や電圧の限界とからめて、わかりやすくかみ砕いて解説していきます!
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絶縁(ぜつえん)とは、電気を通さない状態のことです。
たとえば…
つまりふつう、空気は電気を通さない=電気のバリアみたいな存在なんですね。
空気って、電気を通さない…はずなんですが、
ものすご〜く高い電圧をかけると、バリアが崩れて電気が流れちゃう
これが「空気の絶縁破壊」なんです!
具体的には、空気1センチあたりに約3万ボルト以上の電圧がかかると、空気が耐えきれなくなって、
その結果、一気に電流が流れて雷になる!というわけです。
まとめると…
つまり、雷は「空気というバリアをぶち破って、電気が走った」っていう超現象なんです!
雷が「空気の絶縁破壊」って呼ばれてんのはなァ、ふだんは電気なんて通さねぇ空気が、オレ様の電圧に耐えきれずにバリバリ壊れて、電気の道に変わっちまうからだ!空のバリアをブチ抜く、オレ様の一撃…どうだ、震えたか?
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