空を飛んでる飛行機に電磁パルス（EMP）が直撃したら…考えただけでゾッとしますよね。しかも、飛行中に電子機器が壊れたらどうなるの？って心配になるのも当然です。

 

実際その心配をするのは正しく、EMPは飛行機にも深刻な影響を与える可能性があります！

 

このページでは、EMPが飛行機にどんな影響を与えるのか、どの部分が特に危ないのか、そしてそれに備えた対策について、わかりやすくかみ砕いて解説していきます！

 

 

飛行機も「電子機器の塊」

まず大前提として、いまの飛行機ってめちゃくちゃ高度な電子システムで動いています。

 

たとえば…

 

• フライ・バイ・ワイヤ：操縦桿の動きを電子信号でコントロール
• 航法装置（GPS、INS）：位置や高度、速度を測定・制御
• 通信システム：地上との交信、管制情報のやり取り
• エンジン管理システム：燃料や出力を最適に調整

 

つまり、電子回路がEMPで壊れたら、飛行機はマジでヤバいんです。

 

EMPで飛行機に起きるトラブル

EMPが飛行中の飛行機に当たったら、具体的にどんなことが起こるかというと…

 

重要な電子制御系統がダウンして、操縦不能になるリスクがあります。

 

たとえば、

 

• ナビゲーションシステムの故障：自機の位置がわからなくなる
• 通信の断絶：地上との連絡が取れない
• オートパイロットの停止：自動運転中だったら手動に切り替える必要がある
• エンジン管理の異常：出力調整ミスで失速や過熱の危険も

 

飛行中にEMPをくらったら、パイロットの腕だけが頼りになるという、かなりシビアな状況になるんですね。

 

飛行機にはEMP対策されてる？

じゃあ、飛行機ってEMP対策してるの？というと…してます！でも完璧ではないのが現実。

 

特に軍用機や要人輸送機なんかは、しっかり対策されてます。

 

• 電磁シールド：機体を金属で覆って電磁波を遮る
• EMP耐性部品：強い電磁波でも壊れにくい電子パーツ
• バックアップ系統：万が一に備えて予備のシステムを用意

 

一方、民間機はコストや重さの問題で、完全なEMP対策は難しいのが現状。なので、緊急時に備えて、パイロットは常にマニュアル操作の訓練をしているんです。