結局、電気は環境に悪いのか優しいのかどっちなの?

電気は環境に優しいのか

電気自体は中立だが、その作られ方によって環境への影響は大きく変わる。再生可能エネルギー由来の電気なら環境に優しいが、化石燃料中心だと悪影響が大きい。つまり、電気の環境負荷は発電方法次第ということになる。

結局、電気は環境に悪いのか優しいのかどっちなの?

「電気って、環境に悪いって聞くけど…」
「でも再生可能エネルギーって言うし、優しいんじゃないの?」


こんなふうに、電気に対する評価が分かれて聞こえること、ありますよね。


結論から言うと、電気は白か黒かで割り切れる存在ではありません。 どこでどう作られ、どう使われるかで、意味合いが変わってきます。


このページでは、そのモヤっとしがちな疑問を、順番にほどいていきます。



電気そのものは環境を汚さない

充電中の電気自動車(家庭用充電器につながるケーブル)

充電中の電気自動車
バッテリーに電気をためて走る乗り物で、走行中の排気ガスが出ない。
発電方法や電源構成しだいで、走行全体のCO2も変わってくる。

出典:『Charging electric car』-Photo by Santeri Viinamaki/Wikimedia Commons CC BY-SA 4.0


 


まず、はっきりさせておきたい点があります。
それは、電気そのものは、環境を汚す物質ではないということ。


電気は


  • 煙も出しません。
  • においもありません。
  • ゴミも残しません。


使っている瞬間の電気は、環境に直接の汚れを出さない
ここは、よく誤解されがちなポイントです。


たとえば、電気ストーブやエアコンを使っても、部屋の中に排気ガスが出ることはありません。


ガソリン車と電気自動車を比べると、走っている最中に排出があるかどうか。
この違いは、とても分かりやすいですね。


つまり、 電気は「使う場面」だけを見ると、とてもクリーン
まずは、ここを押さえておくと話が整理しやすくなります。


電気そのものは、使うだけなら環境を汚さない存在です!


作り方しだいで影響が大きく変わる

では、なぜ 「電気は環境に悪い」と言われることがあるのか。


その答えは、 電気を作る過程にあります。


電気は自然に湧いてくるわけではなく、必ずどこかで作られています。


たとえば──


  • 石炭や石油を燃やして作る火力発電。
  • 水の流れを使う水力発電。
  • 太陽光や風力を利用する発電。


──こうした方法の違いが、環境への影響を左右します。


特に、燃料を燃やす発電では、 二酸化炭素が発生します。


電気が環境に影響を与えるかどうかは、作り方に強く依存する
これが、評価が分かれる理由です。


逆に言えば、再生可能エネルギーの比率が高いほど、同じ電気でも環境への負担は小さくなります。


だから最近は、発電方法の転換が世界中で進められているんですね。


電気の環境への影響は、作り方で大きく変わります!


使い方しだいで味方にもなる

そして、もう一つ大事なのが、私たちの使い方です。


同じ電気でも、使い方しだいで、環境の味方にもなります。


たとえば──


  • 省エネ性能の高い家電を使う。
  • 使っていない電気はこまめに切る。
  • 電気で動く効率のよい仕組みに切り替える。


──こうした行動は、発電量そのものを減らすことにつながります。


電気は、使い方を工夫するほど環境への負担を下げられる
これは、他のエネルギーにはあまりない特徴です。


たとえば、ガソリンは使えば必ず燃えてしまいますが、電気は「使わない」「減らす」という選択がしやすい。


さらに、再生可能エネルギー由来の電気を選べば、使うこと自体が、環境負担の少ない発電を後押しします。


電気は、 考えて使えば、ちゃんと応えてくれるエネルギーなんです。


電気は、使い方しだいで環境の心強い味方になります!


 


結局のところ、電気は「悪い」か「優しい」かの二択ではありません。


  1. 作り方
  2. 使い方
  3. 選び方


この3つがそろって、はじめて答えが決まります。


電気は、ただ消費するだけの存在ではなく、未来との関係を調整できる道具


そう考えると、毎日のスイッチ操作も、ちょっと違って見えてくるかもしれませんね。



電気が環境に悪いかどうか…そいつぁよォ、「どう作って、どう使うか」次第だ!電気そのものは無垢なもんよ。だがオメェがムダに使えば、地球が泣くって話だ。逆に正しく使えば、電気は未来を照らす希望の雷ってわけだなッ!