電気の応用例

冷蔵庫で食べ物を冷やしたり、スマホで動画を見たり、電車でスーッと移動できたり…。これってぜ〜んぶ、電気がいろんな形で使われているからこそできることなんです!

 

でも「電気って流れてるだけじゃないの?」って思うかもしれませんよね。じつは、電気は“エネルギー”としてだけじゃなく、情報や動きをコントロールするためにも応用されているんです。

 

このページでは、暮らしの中にあふれている「電気の応用例」を、身近な例からちょっと未来っぽい話までわかりやすく紹介していきます!

 

 

ジュール熱:電気であったか〜く!

カーボンヒーター
ジュール熱を利用して暖房する赤外線ヒーターの一種

出典:Photo by aquila2664 / CC BY-SA 3.0より

 

ジュール熱っていうのは、電気が流れたときに物質が熱くなる現象のこと。

 

たとえば冬に大活躍する電気ストーブ電気毛布、お湯を沸かす電気ケトルなんかは、全部このジュール熱を使ってるんですよ。

 

  • 電気ストーブ:中の金属に電気を流してあたためる
  • 電気ケトル:水の下にある金属部分がジュール熱で熱くなる
  • 電気毛布:繊維の中に入った電熱線でポカポカに
  • アイロン:熱い金属プレートもジュール熱!

 

目に見えない電気が、「ぬくもり」になるって、なんかおもしろいですよね♪

 

電気分解:水を電気でバラバラに!?

電解銅精製装置の模式図
電気分解を利用して銅を精製する装置の構造図

出典:Public domainより

 

電気分解っていうのは、電気の力で物質を分解する現象のこと。

 

代表的なのは「水の電気分解」。水に電気を流すと、なんと水素と酸素に分かれちゃうんです!

 

これは理科の実験でもおなじみですね。他にも、金属を取り出したり、メッキをしたりするときにも電気分解が使われているんですよ。

 

モーターと発電機:動きを生み出す・取り出す

電動モーターの作動原理図
電動モーターの基本的な作動原理を示す図解

出典:Photo by K.Venkataramana / CC BY-SA 4.0より

 

電動自転車洗濯機がぐるぐる動くのは、モーターの力。逆に、風力発電水力発電で電気を生み出しているのは、発電機です。

 

実はこの2つ、仕組みとしては「ほぼ逆」なんです!

 

  • モーター:電気を流すと回転する(電気→動き)
  • 発電機:回転を加えると電気が生まれる(動き→電気)

 

つまり、「動き」と「電気」って入れ替えられるんですね。これがいろんな機械の心臓部になってます。

 

電子制御:スマホも信号も電気でピッ!

電気は情報のやりとりにも使われています。

 

スマホでアプリを開いたり、冷蔵庫が温度を自動で調整したり、信号機がちゃんと動いたり…。これ全部、電子制御のおかげなんです!

 

中にはマイコンと呼ばれる小さなコンピュータが入っていて、電気の信号を読み取って、いろんな命令を実行しているんですよ。

 

電気ってヤツはよォ、熱にもなりゃあ、モノをガンガン動かすし、情報のやりとりまでこなす超万能エネルギーなんだぜッ!だからこそ、オメーの生活のあらゆるトコにゴリッと応用されてんのさ!電気ナメんなよッ!