

雷って、昔から「神の声」「天の怒り」なんて言われてきましたよね。ドカーンと空に響くその音、ビカッと光る稲妻──まさに人智を超えたパワーの象徴。
そんな雷を、世界各地の神話では神そのものの力として描いてきたんです。つまり、「雷=神のしるし」って考えられてきたんですね。
このページでは、世界中の神話に登場する「雷を司る神々」をまとめて、どんな神さまたちがどんなふうに雷を使ってたのかを、わかりやすくかみ砕いて解説していきます!
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雷霆を振りかざすゼウス
古代ギリシャで雷を支配する最高神ゼウスの表現。
投げ放つ雷霆は権威と裁きの象徴として語られてきた。
出典:AngelikaによるPixabayからの画像
雷の神といえばゼウス!ギリシャ神話の中で、オリンポス十二神の王様にして、雷霆(らいてい=雷の武器)を振るう最強の神です。
その武器は、鍛冶神ヘパイストスが作ったもの。ゼウスが怒ると天が暗くなり、雷鳴がとどろく──もう完全に雷=神の怒りのイメージですよね。

雷光を呼ぶトールの戦い
北欧神話で雷と武勇を象徴する神トールが、槌ミョルニルを掲げて巨人に挑む場面。
雷鳴や嵐はトールの力の顕れとして語られ、守護神としての性格も強い。
出典:『Thor Lightning Strikes』-Photo by Marten Eskil Winge/Wikimedia Commons Public domain
北欧神話のトール(Thor)も、雷を司る有名な神さま。
彼が持ってるミョルニルというハンマーは、投げれば雷とともに敵を吹き飛ばし、手元に戻ってくるチート武器!
トールが戦うとき、空が雷鳴で揺れるって言われてて、雷はまさに彼のパワーの演出だったんです。
トールのハンマーの一撃が、空に稲妻と雷を走らせる──雷は“神の武器そのもの”だったってことですね。

象に乗り雷霆を携えるインドラ
ヴェーダ以来の天界の王で、武器ヴァジュラ(雷霆)を象徴に持つ。
雷や嵐の力を神格化した代表例として語られる。
出典:『Indra deva』-Photo by Unknown author/Wikimedia Commons Public domain
インドラは、古代インドのヴェーダ神話に登場する雷と戦いの神。
彼が持つ武器ヴァジュラは、雷そのもので、天を切り裂き悪を打ち倒す強力な道具。大気を操り、嵐を呼ぶこの力で魔物ヴリトラを打ち倒したという伝説も!
ヒンドゥー教においても、インドラは「天の支配者」「雷の王」として高い地位を持っていたんです。

キーウに立つスラヴ雷神ペルーンの像
雷・嵐・武の神として語られるペルーンをかたどった野外彫像。
雷神信仰が現代に再解釈されて残る例として見られる。
出典:『Perun』-Photo by Ukrainian ridnovir/Wikimedia Commons CC0 1.0
ペルーンは、スラヴ神話に登場する雷と戦いの神。
彼は剣や斧を手に持ち、雷と稲妻を放ちながら、悪や混沌の存在(しばしば蛇神ヴェレス)と戦います。ペルーンが雷を放つと、地上に稲妻が落ちると信じられていたんですよ。
ロシアやウクライナなどでは、雷が鳴るたびに「ペルーンがヴェレスを追ってる」って考えられてたんです。

ヤマタノオロチを討つスサノオ
嵐と雷を司る神が怪物を退治する場面。
荒ぶる自然の力を神格化した雷神像の代表例。
出典:『Susanoo-no-Mikoto-slays-Yamata-no-Orochi-in-Izumo-By-Tsukioka-Yoshitoshi』-Photo by Tsukioka Yoshitoshi/Wikimedia Commons Public domain
日本でもスサノオノミコトが、雷に関係ある神さまとして語られてます。
彼は嵐・海・暴風雨を司る神で、天照大神の弟にあたる存在。乱暴者で荒ぶる性格だったため、「彼が怒ると嵐や雷が起きる」とされてました。
直接「雷の神」ってわけではないけど、暴風と雷をともに操る存在として、日本の自然観と結びついてるんですね。

シャンゴ(雷を司る神格)を象徴するヨルバの祭具
雷鳴や稲妻の力を示す象徴として、双頭斧モチーフが彫られた杖。
儀礼の場で信仰対象を可視化し、共同体の畏怖と祈りを形にする造形。
出典:『Yoruba Shango』-Photo by Cliff1066/Wikimedia Commons CC BY 2.0
シャンゴは、西アフリカ・ナイジェリアのヨルバ神話に登場する雷・火・正義を司る神。もともとは伝説の王だったとも言われていて、死後に神格化されました。
怒ると雷を落とし、悪を焼き尽くすとされる力の持ち主で、その雷は「正義の裁き」とも解釈されます。現在でもキューバやブラジルなど、アフリカ系の信仰文化において最強の神の一柱として崇拝されてるんです。

雷鼓と槌を持つ雷公(明代の掛け軸絵画)
雷鳴を生む太鼓と槌を携え、天の力で嵐を呼ぶ神格として描かれる。
古来中国では雷の音はこの雷公が太鼓を叩く音と考えられた。
出典:『Master Thunder (Lei Gong), dated 1542』-Photo by The Metropolitan Museum of Art/Wikimedia Commons Public domain
雷公(らいこう)は、中国から日本に伝わった雷の神で、太鼓を打ち鳴らして雷を起こすというユニークなスタイルの神さまです。
日本では「雷神(らいじん)」とも呼ばれ、風神とペアで描かれることも多いですよね。頭の上や背中に雷の太鼓を背負い、バチでバチバチ打ち鳴らす姿は超インパクト大!
農耕文化においては「雷=雨を呼ぶ恵みの神」として豊作の守り神にもなっていました。
ゼウスにトールにインドラ…どいつもこいつもオレと同じく“雷の主”ってわけよ!雷ってのはなァ、世界中どこでも「最強の力」として神に与えられてんだ。空をかっ飛ばす稲妻?大地を揺らす轟音?オレらの怒りをビビッと伝えるには最高の演出ってモンよ!ついてこれるかァ、この神のスケールに!!
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