

ダニエル電池をつないでスイッチを入れると、すぐに電流が流れますよね。
でも、そのままずっと使い続けるとどうなるのでしょうか。
最初は元気いっぱい。でも、だんだん様子が変わっていきます。
電極も、水溶液も、目に見えないところで少しずつ変化しているのです。
このページでは、ダニエル電池を使い続けたときの変化を、順番に整理していきます。
そして最後に、なぜやがて止まってしまうのか、その理由までしっかり考えていきましょう。
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まずスイッチを入れた直後。
ここで、すぐに反応がスタートします。
負極の亜鉛板では、
Zn → Zn²⁺ + 2e⁻
という反応が起きます。
電子が外の導線へ流れ出します。
正極の銅板では、
Cu²⁺ + 2e⁻ → Cu
という反応が進みます。
銅イオンが電子を受け取り、金属の銅になります。
──これが最初に起こる変化です。
使いはじめは、酸化と還元が勢いよく進んでいる状態なのです。
材料も十分あるので、電圧も安定していますね。
使いはじめは反応が順調に進み、電流が流れます!
では、しばらく使い続けるとどうなるでしょうか。
まず、亜鉛板はだんだん薄くなります。
そして、水溶液の中では亜鉛イオンが増えていきます。
銅イオンは減っていきます。
その分、銅板に金属の銅がたまっていきます。
──こうした変化がゆっくり進みます。
時間とともに、反応に必要な物質のバランスが変わっていくのです。
電極の表面も少しずつ変化します。
見た目以上に、内部では大きな変化が起きているのですね。
時間がたつと電極と溶液の状態が少しずつ変わっていきます!
そして、ついには電流が弱くなり、やがて止まります。
どうしてでしょうか。
理由はシンプルです。
反応を続けるための条件が整わなくなるからです。
銅イオンがほとんどなくなると、還元反応が進みにくくなります。
また、亜鉛板が減りすぎると、酸化も進みにくくなります。
──こうして発電は止まります。
電池が止まるのは、反応を支える材料が使われてしまうからなのです。
無限に動き続けるわけではありません。
化学反応には限りがあるということですね。
材料が減り反応が進まなくなると、電池はやがて止まるのです!
ここまでで、ダニエル電池を使い続けたときの変化を整理してきました。
時間の流れにそって見ると、仕組みがはっきりしますね。
まとめると──
──以上3点が重要です。
ダニエル電池は、化学反応をエネルギーに変える装置です。 反応物の量に限りがある以上、発電にも終わりがあります。
使い続けると止まるのは、材料が消費されていくからなのです。
変化の順番を理解すれば、止まる理由も自然に見えてきます。
そこまで考えられれば、本当に仕組みがわかったということなのですね。
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