燃料電池は何次電池か:一次電池か二次電池どっち?

燃料電池は何次電池か

燃料電池は一般的な一次電池や二次電池とは異なる種類の電池だ。電池内部の物質を消費するのではなく外部から燃料を供給して発電する仕組みを持つ。分類上は発電装置に近いエネルギー変換技術といえる。

燃料電池は何次電池か:一次電池か二次電池どっち?

「燃料電池って、一次電池?それとも二次電池?」──電池の分類を学んだあとだと、つい気になりますよね。乾電池は一次電池、リチウムイオン電池は二次電池。では燃料電池はどっちなのでしょうか。実はここ、ちょっとした“ひっかけポイント”なのです。結論から言うと、燃料電池は一次電池でも二次電池でもありません。どういうことなのか、順番に整理していきましょう。



まず一次電池と二次電池の違い

はじめに基本を確認します。


  • 一次電池:使い切りタイプ。充電できない。
  • 二次電池:充電して繰り返し使える。


──このように分類されます。


一次電池の代表は乾電池。中の材料が反応して電気を出し、材料がなくなれば終わりです。
二次電池はリチウムイオン電池やニッケル水素電池。外から電気を入れて元の状態に戻せます。


どちらも「中の材料」を使う

ここがポイントです。一次電池も二次電池も、どちらも電池の中に入っている材料が反応して電気を出します。中の物質が主役なのです。


つまり、分類の基準は「充電できるかどうか」と「内部の材料を使うかどうか」にあります。


一次と二次は「充電できるか」で分けます!


燃料電池はこの分類に当てはまらない

では燃料電池はどうでしょうか。燃料電池は、水素などの燃料を外から供給して発電します。中にエネルギーをためているわけではありません。


燃料がなくなれば止まりますが、燃料を補給すればまた発電できます。ここが少しややこしいところです。


充電という考え方がない

燃料電池には「充電する」という仕組みがありません。電気を入れて元に戻すわけではなく、燃料を入れて発電を続けます。


つまり、一次電池のようでもあり、二次電池のようでもない存在なのです。


燃料電池は一次でも二次でもありません!


では何と呼べばいいの?

燃料電池は「電気化学発電装置」と考えるとわかりやすいです。発電機に近い役割を持っています。


一次電池や二次電池は「蓄電池」の仲間ですが、燃料電池は「発電装置」の仲間に近い存在です。


分類のポイントを整理しよう
  • 一次電池:使い切り。
  • 二次電池:充電できる。
  • 燃料電池:燃料を入れて発電する。


──このように並べると、燃料電池が別のカテゴリーだとわかります。


つまり、燃料電池は独立したタイプの電池ということなのです。


分類上は別のグループと覚えておきましょう!


 


ここまで、燃料電池が何次電池に当たるのかを整理しました。


まとめると──


  1. 一次電池は使い切り。
  2. 二次電池は充電できる。
  3. 燃料電池はどちらにも当てはまらない。


──以上3点がポイントです。


燃料電池は「燃料で発電する装置」であり、一次でも二次でもないのです。
分類に迷ったら、この視点を思い出せばスッと整理できるということですね。