

スマートフォンやドローン、ワイヤレスイヤホンなどに使われているリチウムポリマー電池。ひとくちにそう呼ばれますが、実は用途に応じていくつかのタイプがあります。
「全部同じでしょ?」と思いがちですが、容量・出力・セル構成などによって、向いている使い方が変わってきます。そこで今回は、代表的な種類とそれぞれの使い方を整理していきましょう。
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まず分かりやすい分類が容量(mAh)による違いです。
小容量タイプは、数十〜数百mAh程度のものが多く、ワイヤレスイヤホンや小型センサー機器などに使われます。とにかく小さく軽いことが重要です。
一方、大容量タイプは数千mAh以上あり、スマートフォンやタブレット、モバイルバッテリーに使われます。長時間の使用が求められる機器向けです。
容量が増えると内部の材料も増えるため、重さも大きくなります。そのため、用途とのバランスが大切です。
つまり──使用時間を重視するか、軽さを重視するかで選ばれるタイプが変わるのです。
容量の違いが使い道を大きく左右します!
次に重要なのが放電特性(Cレート)です。
高出力型は、大きな電流を一気に取り出せる設計になっています。ドローンやラジコンカーなど、モーターを使う機器に向いています。
標準型は、安定した出力を長時間続ける用途に適しています。スマートフォンやタブレットなどが代表例です。
Cレートは「どれくらいの速さで電気を取り出せるか」を示す指標です。数値が高いほど瞬発力が強くなります。
つまり──動きのある機器には高出力型、情報機器には標準型という使い分けになります。
出力特性の違いで向いている機器が変わるのです!
リチウムポリマー電池は、セル構成でも分類できます。
1セルタイプは、公称電圧が約3.7Vで、小型機器によく使われます。
多セルタイプは、2セル(7.4V)、3セル(11.1V)など、複数を直列につないで電圧を高めたものです。ドローンや模型用機器などに多く見られます。
多セルになると、各セルの電圧をそろえる必要があります。そのため、バランス充電機能付きの充電器が必要になります。
つまり、電圧が必要な機器には多セル構成が選ばれるのです。
セル数によって使える機器の幅が広がります!
ここまで、リチウムポリマー電池の種類と使い方を見てきました。
まとめると──
──以上3点が主な分類ポイントです。
リチウムポリマー電池は、ただ「軽くて高性能」というだけではなく、用途に合わせて細かく設計されています。イヤホン用とドローン用では、同じ名前でも中身の性格がまったく違うのです。
目的に合ったタイプを選ぶことが、安全で効率的な使用につながります。種類を知ることが、正しい使い分けへの第一歩だといえるでしょう。
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