ボタン電池とリチウム電池の違い

ボタン電池とリチウム電池の違い

ボタン電池は形状による呼び名で、薄型小型の電池全般を指す言葉だ。リチウム電池は材料による分類で、負極にリチウム系材料を用いる一次電池や二次電池を指す。したがってリチウム電池の中にもボタン形状のものがあり、軸が違う分類だといえる。

ボタン電池とリチウム電池の違い

ボタン電池とリチウム電池。どちらも小さな電子機器に使われるイメージがありますよね。でも実は、この2つは「比べ方」そのものにちょっとしたポイントがあります。


というのも、ボタン電池は“形”の名前、リチウム電池は“中身の種類”の名前。つまり、そもそも見ている角度が違うんです。ここを押さえるだけで、モヤモヤがすっと消えていきますよ。



まず整理!形の名前と中身の名前

まずは一番大事なところから。


ボタン電池は「形の呼び方」、リチウム電池は「材料の種類」なのです。


ボタン電池とは、小さくて丸く、ボタンのような形をした電池の総称です。時計や体温計、補聴器などに使われるあの小さな円盤型の電池ですね。


一方でリチウム電池とは、内部でリチウムという金属を使った電池のこと。化学反応にリチウムが関わることで、比較的高い電圧を出せるのが特徴です。


実は重なっていることもある

ここで面白いのが、「リチウムのボタン電池」もあるということです。たとえばCR2032などは、形はボタン型で、中身はリチウム電池です。


つまり、


  • ボタン電池(形の分類)
  • リチウム電池(材料の分類)


──このように、分類の基準が違うわけです。


だから「ボタン電池とリチウム電池の違いは?」と聞かれたら、まず「何を比べたいのか」を整理することが大切なんですね。


ボタン電池は形、リチウム電池は中身と覚えておくのがポイントです!


電圧やパワーの違いはある?

では性能面ではどうでしょうか。


リチウム電池は一般的に3Vの電圧を出します。これに対して、アルカリや酸化銀のボタン電池は1.5V前後が主流です。


リチウム電池は小さくても電圧が高いという特徴があるのです。


この違いはとても重要です。なぜなら、機器は決められた電圧で動くように設計されているからです。


型番のアルファベットに注目

型番を見ると、種類が分かります。


  • CR:リチウム電池(3V)
  • SR:酸化銀電池(1.55V)
  • LR:アルカリボタン電池(1.5V)


──このように、最初のアルファベットがヒントになります。


電圧が違う電池を入れてしまうと、動かないだけでなく、故障につながることもあります。ですから、必ず同じ型番を選ぶことが基本です。


電圧の違いはとても大事なので、型番確認を忘れないようにしましょう!


使われ方と安全面の違い

リチウム電池には、ボタン型以外にもいろいろな形があります。たとえば単三リチウム電池や、スマートフォンに入っているリチウムイオン電池などです。


一方でボタン電池は、あくまで小型円盤型のものを指します。中身はリチウムだったり、酸化銀だったりとさまざまです。


安全面での注意

ボタン型のリチウム電池は、小さいため誤飲事故が問題になっています。特に乳幼児がいる家庭では注意が必要です。


小さくても強い電気エネルギーを持つ電池だという意識が大切なのです。


また、リチウム電池は高エネルギー密度という特性があるため、無理に分解したりショートさせたりすると危険です。正しく使い、正しく処分することが求められます。


用途と安全性を理解して、正しく扱うことが何より大切です!


 


ここまでで、ボタン電池とリチウム電池の違いを整理してきました。


まとめると──


  1. ボタン電池は形の分類
  2. リチウム電池は材料の分類
  3. 電圧や安全面にも重要な違いがある


──以上3点がポイントです。


「形」と「中身」という視点の違いを理解することが、いちばんのカギです。


似たような場面で使われることが多いので混同しやすいですが、比べる軸を整理すればスッと分かります。電池選びで迷わないためにも、この考え方をしっかり覚えておきたいですね。


ボタン電池とリチウム電池は対立するものではなく、分類の仕方が違うだけ。そう理解しておくと安心だといえるでしょう。