

「一次電池」って、ちょっとかたそうな名前ですよね。
でも、どうして“一次”なのでしょうか。数字の1と、何か関係があるのでしょうか。
実はこの名前、ちゃんと意味があります。
しかも、歴史の中で整理されてきた分類の言葉でもあるんです。ここではその由来と別名を、スッキリ整理していきましょう。
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まず、「一次」という言葉に注目してみましょう。
ここでの一次は、「最初」というよりも一方向という意味に近いんです。
一次電池では、中で起こる化学反応が一方向に進みます。
つまり、反応が進んで材料が別の物質に変わると、自然には元に戻りません。
──だから充電できないのですね。
ここでよくある勘違い。
「一次=いちばん最初に作られた電池」と思う人もいますが、そういう意味ではありません。
数字の1は、「くり返さない」「一度きり」というニュアンスに近いのです。 一次電池の“一次”は、反応が一方向で元に戻らないことを表しているのです。
「一次」は反応が一方向であることを表しています!
電池の歴史をたどると、最初は充電できないタイプが主流でした。
やがて、充電してくり返し使える二次電池が登場します。
そこで必要になったのが「区別する言葉」。
充電できない電池を一次電池、充電できる電池を二次電池と呼ぶようになりました。
──つまり、発展の中で生まれた分類名なんですね。
電池は時代とともに進化してきました。
新しい仕組みが生まれるたびに、分かりやすく整理するための名前が必要になります。
一次電池という言葉も、そうした流れの中で定着していったのです。 一次電池という名前は、二次電池と区別するために生まれた分類名なのです。
一次電池は二次電池と区別するための名前です!
では、一次電池にはどんな別名があるのでしょうか。
日常生活では、こんな呼び方もされています。
──場面によって言い方が変わるわけです。
「使い切り電池」は、性質に注目した言い方。
「乾電池」は、構造に注目した言い方です。
そして英語ではprimary battery。
ここでも“primary”は「第一」というより、「くり返さない」という意味で使われています。
一次電池は、場面によって呼び方が変わる分類名だといえるでしょう。
一次電池には使い切り電池などの別名があります!
ここまでで、「一次」という言葉の意味と、名前の由来が見えてきましたね。
数字の1は、単なる順番ではなかったのです。
まとめると──
──以上3点が、このテーマのポイントです。
名前の意味を知ると、電池の仕組みまで見えてきます。 一次電池という言葉は、仕組みと歴史の両方をあらわしているのだということですね。
次に「一次電池」という言葉を見かけたら、ぜひその意味まで思い出してみてください。理解が一段深まるはずです。
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