

ニカド電池といえば、少し前まで「充電式電池の代表格」といわれていた存在です。今ではニッケル水素電池やリチウムイオン電池が主流になっていますが、ニカド電池も長いあいださまざまな機器で活躍してきました。
では、具体的にどんなものに使われていたのでしょうか。そして、なぜその用途に向いていたのでしょうか。ここでは、ニカド電池が使われている(使われてきた)ものを整理しながら、その理由もあわせて見ていきましょう。
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ニカド電池といえば、まず思い浮かぶのが電動工具です。電動ドリルやドライバーなど、瞬間的に強い電流を必要とする機器に多く使われてきました。
理由は、ニカド電池が大きな電流を安定して取り出せる性質を持っているからです。モーターを動かす機器では、スタート時に一気に電流が流れます。このとき、電圧が落ちにくい電池が必要になります。
──こうした機器で重宝されてきました。
強い電流に強いという性質が、工具分野での採用理由だったのです。
パワーが必要な機器こそ、ニカド電池の出番でした!
次に多かったのが、ラジコンカーや模型などのホビー用途です。
ラジコンはモーターを高速で回し続けます。そのため、出力が安定している電池が必要です。ニカド電池は電圧の安定性が高く、急に力が落ちにくいという特徴があります。
──こうした場面で広く使われていました。
ただし、現在ではより容量の大きい電池に置き換えられることが増えています。
安定したパワー供給が、ホビー分野での強みだったのです。
模型やラジコンの世界でも、ニカド電池は長く活躍してきました!
実は、家庭だけでなく、産業分野でもニカド電池は使われてきました。
ニカド電池は低温環境でも比較的安定して動作するという特徴があります。また、長期にわたってくり返し充放電に耐えられる点も評価されてきました。
──信頼性が求められる場所で使われてきたのです。
一方で、カドミウムという金属を含むため、現在は環境規制の影響で使用が減少しています。
耐久性と低温特性の強さが、産業分野での採用理由でした。
環境規制はあるものの、信頼性の高さで重要な場面を支えてきた電池です!
ここまでで、ニカド電池が使われているものを整理しました。
まとめると──
──以上3点が代表的な用途です。
ニカド電池は、容量の大きさよりも安定性・耐久性・強い電流への強さを武器に活躍してきました。そして現在は、より新しい電池に置き換えられつつあります。
「パワーと信頼性」が求められる場所で選ばれてきた電池──それがニカド電池です。
時代とともに役割は変わりますが、その強みは確かなものだったといえるでしょう。
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