

鉛蓄電池の電圧について調べていると、「公称電圧」「セル電圧」「満充電電圧」など、似たような言葉がいくつも出てきますよね。
どれも“電圧”なのに、意味が少しずつ違う。ここが混乱ポイントです。
今回は、電圧特性と電圧範囲、そして公称電圧とセル電圧の違いを、順番に整理していきましょう。
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鉛蓄電池は、実は小さな電池の集まりです。この小さな単位をセルといいます。
鉛蓄電池1セルの電圧は、理論上およそ2.0V、実際には約2.05V前後です。これは、プラス極の二酸化鉛とマイナス極の鉛、そして希硫酸の組み合わせで決まります。
──まずはこの「2V」が基本です。 セル電圧は、鉛蓄電池の最小単位の電圧なのです。
1セル約2Vが出発点です!
では公称電圧とは何でしょうか。
これは「その電池は何ボルトの電池として扱うか」という表示上の基準値です。
たとえば、よく見る12Vバッテリーは、2V前後のセルを6個直列につないでいます。
2V × 6 = 約12V。これが公称電圧です。
公称電圧は「平均的な運転電圧」を示す目安で、常にぴったりその数値になるわけではありません。
公称電圧は“表示上の基準値”なのです。
公称電圧は目安の数字です!
鉛蓄電池の電圧は、一定ではありません。
満充電時は12V系で約12.6~12.8V。充電中は13.8~14.4V程度になります。
そして放電終止電圧は約10.5V(1セル約1.75V)です。
このように、実際の電圧は状況によって動きます。これが電圧特性です。
──表示の12Vは固定値ではありません。 鉛蓄電池の電圧は、状態によって変化する“範囲”を持っているのです。
12Vはあくまで基準です!
ここまでで、電圧に関する用語を整理しました。まとめると──
──以上3点が押さえるべきポイントです。
「12V」と書いてあっても、それは平均的な呼び名。 セル電圧と公称電圧の違いを理解すると、電圧特性がすっきり見えてきますね。
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