

水力発電は、いまでは当たり前のように使われています。
でも、その歴史はどこから始まったのでしょうか。
実は、水の力そのものは、電気よりずっと昔から利用されてきました。
そして日本でも、かなり早い時期から水力発電が始まっています。
時代をさかのぼりながら、順番に見ていきましょう。
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まず、水の力そのものの歴史からです。
人類は古代から、水車を使ってきました。
川の流れで水車を回し、粉ひきや製材などに利用していたのです。
ヨーロッパでは中世、日本でも江戸時代には水車が活躍していました。
つまり、水の運動エネルギーを機械の動きに変える技術は、何百年も前からあったのです。
水の力は、電気よりもずっと前から生活を支えてきたエネルギーなのです。
ただし、この時代はまだ電気は登場していません。
あくまで「機械を動かす力」としての利用でした。
水の力は、発電よりもはるか昔から使われていたのです!
では、水力発電そのものはいつ始まったのでしょうか。
世界で最初の商用水力発電所は、1882年にアメリカで運転を開始したとされています。
ナイアガラの滝周辺での大規模開発は、1890年代に進みました。
ここで初めて、水のエネルギーが「電気エネルギー」に変えられ、都市へ送られるようになります。
19世紀後半が、水力発電の本格的なスタート地点なのです。
蒸気機関と並び、電力時代を支える存在として水力発電は急速に広がっていきました。
水の高さと落差が、そのまま電気へと変わる時代の幕開けです。
水力発電は19世紀後半に始まり、電力時代を支える技術となったのです!
では、日本ではいつ始まったのでしょうか。
日本初の事業用水力発電は、1891年に京都の蹴上発電所で運転を開始しました。
琵琶湖疏水の水を利用した発電でした。
明治時代、日本は急速に工業化を進めていました。
その中で、水力発電は国産エネルギーとして重宝されます。
燃料を輸入しなくても発電できる点が、日本で水力発電が広がった大きな理由なのです。
山が多く、河川が豊富な地形も追い風になりました。
とくに戦前から戦後にかけて、水力は日本の電力の中心を担いました。
1891年の蹴上発電所を皮切りに、水力発電は日本の近代化を支えてきたのです!
水の力は古代から利用されてきましたが、水力発電として本格的に始まったのは19世紀後半です。
そして日本では1891年、明治時代に導入されました。
燃料を必要としない国産エネルギーとして、水力発電は近代化を支える存在となりました。
その長い歴史が、いまの水力発電の信頼性を形づくっているのです。
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