雷がゴロゴロ鳴るのはなぜ?

雷がゴロゴロ鳴る理由

雷の音は放電によって空気が急激に膨張し、衝撃波として伝わることで生じる。これが「雷鳴」として耳に届き、地形や大気条件によって響き方が変わる。光より音が遅れて届くのは、音速が光速より遅いためである。

雷がゴロゴロ鳴るのはなぜ?

「ピカッ!」と光ったあとに、「ゴロゴロゴロ…ドーン!」って鳴り響く雷の音、ちょっとドキッとするけどワクワクもしますよね。あの「ゴロゴロ」って音、じつは雷そのものが鳴ってるわけじゃないんです!


雷がゴロゴロ鳴るのは「空気が急激に熱されて、音の波が生まれるから」なんですよ!


このページでは、雷鳴(らいめい)の仕組みや音の伝わり方、なぜ長く響くのか?について、わかりやすくかみ砕いて解説していきます!



雷が光ると、空気が爆発的にふくらむ!

雷の正体は放電です。雲の中や雲と地面の間で、ものすごい電流が一気に流れると…


その通り道の空気が、なんと3万度以上にもなるんです!


これって太陽の表面よりも熱いって話。空気は一瞬で加熱されて、バーンッ!とふくらみます。この急激なふくらみ(=膨張)によって、空気に「衝撃波」が生まれて、それが私たちの耳に音(=雷鳴)として届くんです。


なんで「ゴロゴロ」って長く聞こえるの?

ドーンッ!と鳴るなら、もっと一瞬で終わってもよさそうなのに、実際には「ゴロゴロゴロ〜…」って感じで響きますよね?それにはちゃんと理由があるんです。


雷の音が長く聞こえるのは、


  • 雷の道の長さが何キロにも及ぶ
  • それぞれの場所から出た音が、時間差で耳に届く
  • 音が地面や建物で反射して混ざる


っていう仕組みのせいなんです。


つまり、


「一本の長~い雷」から、たくさんの場所で音が鳴ってて、それが少しずつ届くからゴロゴロになる


ということなんですね!


ピカッ!ドーン!の時間差にも意味がある

雷って、「ピカッ」と光ってから、「ドーン」と音が聞こえるまで、ちょっと時間がありますよね。これ、なんでかというと…


光と音のスピードが全然ちがうから!


  • 光:秒速30万キロ(ほぼ一瞬で見える)
  • 音:秒速340メートルくらい(だから少し遅れる)


この「音の遅れ」を使えば、雷がどれくらい離れてるかもわかっちゃう!


例えば、光ってから3秒後に音が聞こえたら…
340m × 3秒 = 約1キロ先!
意外と近いぞ!?ってなるかもです。


雷がゴロゴロ鳴るのはよォ、空気が一瞬でバカ熱くなって、ドッカーンって爆発した音が響いてんだ!しかもな、稲妻が何キロも伸びてるから、いろんなとこから音がバラバラに届くってワケ!だからゴロゴロ長ぇんだよ、ビビんなよな!