異なる物質がこすれ合うことで、電子が一方から他方へ移動し電荷のバランスが崩れることで帯電が起こる。電荷は物体表面にとどまり、外部に逃げにくいと帯電が持続する。特に乾燥した環境では帯電しやすくなる。

絶縁体でも帯電する理由
絶縁体は電気を通しにくいが、電子が表面にとどまりやすいため帯電しやすい。電子が移動しても内部を通って逃げることができず、表面にたまる。これが静電気の発生につながる原因となる。

ふつう絶縁体(ぜつえんたい)って、「電気を通さない物」って聞きますよね。なのに、下じきを髪にこすったら静電気がバチッ!って…あれ?これも絶縁体のはずじゃ?って不思議に思いませんか?
実は、絶縁体は電気を通しにくいけど、電気がたまる(=帯電する)ことはあるんです!
このページでは、絶縁体でも帯電するのは「電気が動けないからこそ、そこにとどまってしまう」からという仕組みを、わかりやすくかみ砕いて解説していきます!
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絶縁体とは、電子(電気のもとになる粒)をほとんど動かせない物質のこと。つまり、電気を「通しにくい」ってことですね。
代表的な絶縁体には、こんなものがあります。
どれも、電子が中を自由に動きまわることができないんです。
じゃあ、電気が通らないはずの絶縁体に、なんで電気がたまるの?というと…
絶縁体の表面には、外からきた電子がペタッとくっついて残りやすい
からなんです!
金属みたいな導体は、電子が入りこむとすぐに中を流れて逃げちゃうけど、絶縁体は電子が動けないぶん、その場にず〜っととどまりやすい。
だからこそ、
表面に電子がたまる=帯電する
という現象が、わかりやすく起こるんです。
よくある「バチッ!」って現象も、実は絶縁体が大活躍してるんです。
どれも電気がにげにくい=ため込みやすいという特性のおかげで帯電しやすいんです。
絶縁体でも帯電するのはよ、電子が中に逃げられず、表面にピタッと残っちまうからなんだぜ!電気が通らねぇからこそ、逆に「たまりやすい」ってわけだ!
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