風力発電の落雷対策:雷被害をどう防ぐ?避雷針はあるの?

風力発電の落雷対策

風車は高い位置にあるため落雷対策が重要である。ブレード内部に導電路を設け、雷電流を地面へ逃がす構造が採用されている。塔や基礎には接地設備があり、避雷機能を備えた設計となっている。

風力発電の落雷対策:雷被害をどう防ぐ?避雷針はあるの?

風力発電の風車は、とても高い場所に立っています。
となると、気になるのが「雷」ですよね。


あんなに高いなら、落ちやすいのでは?
そして、もし雷が直撃したらどうなるのでしょう。


今回は、風力発電の落雷対策について見ていきましょう。



風力発電に落雷は起こるの?

結論から言えば、風力発電に雷が落ちることはあります。
特に山の上や海沿いなど、高くて開けた場所に建っているため、雷を受けやすいのです。


実際、世界中で風車への落雷は報告されています。
強い電流が流れると、羽根の先端が傷ついたり、内部の機械が壊れたりすることもあります。


風力発電は高い構造物なので、雷対策はとても重要なのです。


だからこそ、設計の段階から落雷を前提にした対策が組み込まれています。
「落ちないようにする」というより、「落ちても安全に逃がす」という考え方です。


風力発電では、雷は想定内の出来事として対策が考えられているのです!


雷被害をどう防ぐ?基本の対策

雷の電流は、とても大きなエネルギーを持っています。
そのため、直接機械に流れ込むと壊れてしまいます。


そこで大切なのが「電気の逃げ道」をつくることです。
雷の電流を、安全に地面へ流す仕組みを整えます。


主な対策は次の通りです。


  • 金属の導線で雷を地面に流す。
  • タワーをしっかり接地(アース)する。
  • 制御装置に過電流保護装置をつける。


──このように、電流を受け止めて逃がす工夫がされています。


雷を止めるのではなく、正しい道へ流して被害を防ぐのです。


また、雷が近づいたときに自動で停止する仕組みがある場合もあります。
安全第一の設計なのです。


雷対策の基本は、電流を安全に地面へ流すことなのです!


避雷針はあるの?ブレード内部の工夫

では、風車には避雷針がついているのでしょうか。


実は、多くの風車にはブレードの先端に「受雷部」と呼ばれる金属部分が組み込まれています。
これは、雷を受け止めるための部分です。


そこから内部の導体を通って、電流がタワーの中を流れ、地面へと逃げていきます。
つまり、見えないところに避雷針の役割が組み込まれているのです。


ブレードの中には、雷を安全に通すための通り道が用意されているのです。


ただし、何度も落雷を受けると部品が傷むことがあります。
定期的な点検や修理を怠ると、大きなトラブルにつながるおそれがあります。


だからこそ、雷の多い地域では特にメンテナンスが大切になります。


風力発電には見えない避雷の仕組みがあり、雷から設備を守っているのです!


 


風力発電は高い場所に建つため、雷のリスクがあります。
しかし、あらかじめ電流を逃がす設計がされており、安全性はしっかり考えられています。


ようするに、雷をゼロにすることはできませんが、被害を小さくすることはできるのです。
自然と向き合いながら動く発電方法──それが風力発電なのです。