

火力発電とひとことで言っても、じつはいろいろな種類があります。
「石炭火力」「ガス火力」なんて言葉、聞いたことがありますよね。
でもそれだけではありません。
燃料のちがいだけでなく、発電のしくみにもバリエーションがあります。
まずは分け方から、整理してみましょう。
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いちばんわかりやすい分け方は「何を燃やすか」です。
燃料のちがいで、特徴も変わります。
代表的なものを見てみましょう。
──これが基本の三つです。
石炭は世界的に埋蔵量が多く、安定供給しやすい。
その一方で、CO₂排出量は比較的多めです。
石油は出力調整がしやすいですが、コストの影響を受けやすい。
天然ガスは燃焼時のCO₂排出が比較的少なく、効率も高いのが特長です。
燃料のちがいは、コスト・排出量・使いやすさに影響するのです。
だから国や地域によって主力燃料が変わります。
火力発電は燃料によって性格が大きく変わるのです!
次は「どうやって回すか」という分け方です。
ここにも種類があります。
──発電の流れが少しずつ違います。
汽力発電は、ボイラーで蒸気をつくりタービンを回します。
昔からある、王道の方式。
ガスタービン発電は、燃焼ガスで直接タービンを回します。
立ち上がりが早いのが特長です。
そしてコンバインドサイクル。
ガスタービンと蒸気タービンを組み合わせ、排熱も利用します。
発電方法の進化は「効率をどこまで上げられるか」の歴史でもあるのです。
同じ燃料でも、仕組みで効率は変わります。
発電方法のちがいは効率や運転の特性に大きく関わるのです!
では、どう使い分けられているのでしょうか。
ここが実は面白いところです。
石炭火力は大規模で安定運転向き。
天然ガス火力は出力調整がしやすく、再生可能エネルギーのバックアップに適しています。
ガスタービンは、ピーク需要に対応する短時間運転にも向きます。
コンバインドサイクルは、高効率を求める最新型です。
火力発電は「一種類」ではなく、役割ごとに使い分けられているのです。
だからこそ、いまも電力の柱として残っています。
ただし、どの方式でも燃焼による排出問題は共通の課題です。
種類がちがっても、向き合うテーマは同じなのですね。
火力発電は種類ごとに役割を分担しながら電力を支えているのです!
火力発電には、燃料別の種類と発電方法別の種類があります。
それぞれに特徴があり、目的に応じて使い分けられています。
ひとくくりに見えても、中身は多様。
そのちがいを知ることが、エネルギーを考える第一歩なのです。
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