火力発電に学ぶ電磁誘導の仕組み:小学生向けにわかりやすく解説!

火力発電に学ぶ電磁誘導の仕組み

火力発電では蒸気でタービンを回し、その回転で発電機の中の磁石とコイルを動かして電気をつくる。磁石のまわりでコイルが動くと電流が生まれる現象を電磁誘導という。つまり回る力を電気に変えるしくみが発電の基本原理なのである。

火力発電に学ぶ電磁誘導の仕組み:小学生向けにわかりやすく解説!

火力発電って、どうやって電気をつくっているか知っていますか?
じつはポイントになるのは「電磁誘導(でんじゆうどう)」というしくみなんです。


むずかしそうな言葉ですよね。
でも大丈夫。コイルと磁石の話から、順番に見ていけばちゃんと分かりますよ。



コイルと磁石で電気が生まれる

まず、電磁誘導の主役は二つ。
コイル磁石です。


コイルは、ぐるぐる巻いた導線のこと。
そして磁石は、N極とS極を持つあの磁石ですね。


この二つを近づけたり、どちらかを動かしたりするとどうなるでしょう。
なんと、コイルの中に電気が流れます。


これが電磁誘導。
磁石とコイルを「動かす」と電気が生まれるという現象です。


ただし、じっと置いておくだけではダメなんです。
動かすこと。そこがポイント。


つまり、動きが電気に変わるしくみ。
これが発電の基本なのです。


コイルと磁石を動かすと電気が生まれる、これが電磁誘導なのです!


どうして動かすと電気ができるの?

では、どうして動かすと電気ができるのでしょうか。
ここがいちばん不思議なところですよね。


磁石のまわりには「磁界(じかい)」という見えない力の広がりがあります。
そしてコイルがその磁界の中を動くと、中の電子が引っぱられるのです。


ようするに、磁石の力が電子を動かす。
電子が動けば、それが電気になる。


「磁界の変化」が電子を動かし、それが電流になるというわけです。
だから「動かす」ことが大事なんですね。


じっとしている磁石では電気は生まれません。
変化があるからこそ、電気が生まれるのです。


磁界が変化すると電子が動き、それが電気になるのです!


火力発電ではどうやって回している?

では、火力発電ではどうやって「動き」をつくっているのでしょう。
答えは、蒸気の力です。


石炭や天然ガスを燃やして水を温めます。
すると高温・高圧の蒸気ができます。


その蒸気で大きなタービンを回します。
タービンとつながった発電機の中には、コイルと磁石があります。


つまり、タービンの回転がコイルと磁石を動かしているのです。
火力発電は「蒸気で回して電磁誘導を起こす」しくみなのです。


火でつくった蒸気。
その回転が、電気に変わる。エネルギーの変身ですね。


火力発電は蒸気でタービンを回し、電磁誘導で電気をつくっているのです!


 


電磁誘導は、コイルと磁石を動かすことで電気を生み出すしくみです。
そして火力発電は、その動きを蒸気の力でつくっています。


火のエネルギーが、回転になり、そして電気になる。
この流れを知ると、発電のしくみがぐっと身近に感じられますよね。