風力発電の能力:回る速度は?回転数は?一回転の発電量は?

風力発電の能力

風力発電の回転速度は風速や機種によって異なる。大型風車では毎分十数回転から数十回転程度で運転されることが多い。一回転あたりの発電量は風の強さとブレード面積に左右され、一定ではない。

風力発電の能力:回る速度は?回転数は?一回転の発電量は?

風力発電の風車って、ゆっくり回っているように見えますよね。
でも、あの回転にはどれくらいの力があるのでしょうか。


どれくらいの速さで回っているのか。
一回転すると、どれくらいの電気が生まれるのか。


数字の面から、風力発電の能力をのぞいてみましょう。



風力発電の能力とは?

まず「能力」とは、その風車がどれくらいの電気をつくれるかということです。
これは「出力」という言葉で表され、単位はキロワット(kW)やメガワット(MW)で示されます。


たとえば、陸上の大型風車なら2000〜4000kW(2〜4MW)ほど。
洋上風力では8〜15MWクラスのものもあります。


風力発電の能力は、風の強さと風車の大きさで決まります。


つまり、羽根が大きく、強い風を受けられるほど、たくさんのエネルギーを取り出せるのです。
ただし、強すぎる風では安全のために止めることもあります。


風力発電の能力は、風とサイズの組み合わせで決まるのです!


ブレードの回る速度と回転数

では、ブレードはどれくらいの速さで回っているのでしょうか。


実は、見た目よりもゆっくりです。
大型風車の場合、1分間に10〜20回転ほどが一般的です。


「え、それだけ?」と思うかもしれません。
しかし、羽根の先端はとても長いため、先っぽのスピードは時速200km近くになることもあります。


回転数はゆっくりでも、羽根の先端はとても速く動いているのです。


さらに、発電機に合った回転数にするため、内部では増速機(ギア)が使われることがあります。
これによって、ゆっくりの回転が発電に適した速さへと変えられます。


風車はゆっくり回って見えても、内部では効率よくスピードが調整されているのです!


一回転でどれくらい発電するのか

では、一回転でどれくらいの電気が生まれるのでしょうか。


実は、「一回転で何ワット」と単純には決められません。
なぜなら、発電量は風の強さや回転の速さによって変わるからです。


たとえば、3MWの風車がフルパワーで動いているとき。
1秒間に3000キロワット分のエネルギーを生み出しています。


もし1分間に15回転しているなら、1秒あたり0.25回転ほど。
つまり、一回転あたりの発電量は、そのときの出力を回転数で割って求めることになります。


発電量は「回転の速さ」と「風の強さ」によって常に変わっているのです。


だからこそ、「一回転いくら」という固定の数字はありません。
常に変わる自然の力を相手にしているからです。


一回転の発電量は決まった数字ではなく、風の状況しだいで変わるのです!


 


風力発電の能力は、メガワットという大きな単位で表されます。
回転数はゆっくりでも、羽根の先端は驚くほど速く動いています。


そして一回転あたりの発電量は、風の強さによって変わります。
ようするに、風力発電は「自然の変化」といっしょに動く発電方法なのです。


見た目は静かでも、その中では大きなエネルギーが生まれているのです。