

燃料電池の仕組みを理解するうえで、ぜったいに外せないのが電解質です。
でも、「電解質って液体なの?膜なの?」と、ちょっと混乱しやすいところでもありますよね。
実は燃料電池には、タイプによって電解質膜を使うものもあれば、電解液を使うものもあります。そしてどちらにも共通している大事な役割があります。
このページでは、燃料電池の電解質の働きを、膜と液の両方から整理していきましょう。
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まず大前提です。
電解質のいちばん大きな役割は、イオンだけを通すことです。
燃料電池では、陽極で水素が酸化し、電子と水素イオン(H⁺)に分かれます。
電子は外部回路へ流れますが、水素イオンは電解質を通って陰極へ移動します。
もし電子まで電解質を通ってしまうと、内部で直接反応してしまいます。すると電流として取り出せません。
──この「通り道を分ける」ことが、発電のカギです。
電解質は、電子とイオンの通り道を分離するための重要な壁なのです。
電解質は、イオンだけを通して発電を成立させる役割を持つのです!
家庭用燃料電池や自動車用で多いのが固体高分子形燃料電池(PEFC)です。
ここでは「電解質膜」が使われています。
代表的なのはナフィオンなどの高分子材料です。
特徴は次の通りです。
──つまり、イオンの専用通路です。
ただし、水分が不足するとイオンが通りにくくなります。そのため、水管理がとても重要になります。
膜が乾燥すると性能が下がる──ここが運転管理のポイントです。
電解質膜は、イオン専用の通路として働くのです!
一方で、タイプによっては電解液を使う燃料電池もあります。
たとえば、アルカリ形燃料電池やリン酸形燃料電池などです。
液体の中をイオンが移動します。
──移動するイオンの種類が違うのが特徴です。
液体タイプはイオン伝導性が高い一方で、液漏れや腐食の問題があります。そのため、現在主流は固体膜タイプになっています。
──それぞれにメリット・デメリットがあります。
電解液タイプは高伝導だが管理が難しいという特徴があるのです!
ここまでで「燃料電池の電解質の役割」を整理してきました。
まとめると──
──以上3点が基本です。
そして大切なのは、電解質が電子とイオンの流れを分けることで、電気を取り出せるということです。この分離がなければ、ただの化学反応で終わってしまいます。
電解質は目立たない存在ですが、燃料電池を成立させる核心部分だといえるでしょう。
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