

電池って、いつからあるのでしょうか。
リモコンやおもちゃに当たり前のように入っていますが、もちろん最初からあったわけではありません。
じつは、一次電池の歴史は200年以上前にさかのぼります。
そしてそこには、科学者たちの工夫と挑戦がありました。ここでは「誰が発明したのか?」をテーマに、流れを追っていきましょう。
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一次電池のはじまりとしてよく名前があがるのが、イタリアの科学者アレッサンドロ・ボルタです。
1800年、ボルタは世界で初めて、安定して電気を取り出せる装置を発表しました。
それがボルタの電堆(でんたい)です。
亜鉛と銅の金属板を重ね、その間に塩水をしみこませた布などをはさんだ構造でした。
──これが画期的だったのです。
それまでにも「電気らしきもの」は知られていましたが、安定して流し続けることはできませんでした。
ボルタの電池は、はじめて連続した電流を生み出せる装置だったのです。
ボルタの発明が、一次電池の歴史の出発点になったのです。
ボルタの電池が一次電池のはじまりです!
しかし、ボルタの電池には弱点もありました。
使っているうちに電圧が不安定になってしまうのです。
そこで改良されたのが、1836年にイギリスのジョン・フレデリック・ダニエルが発明したダニエル電池です。
──これにより、実用性がぐっと高まりました。
電流が安定すると、実験や通信に使いやすくなります。
当時発展していた電信(モールス信号など)にも利用されました。
つまり、ダニエル電池は「使える電池」へと一歩進んだ存在だったのです。
ダニエル電池の改良で、電池はより実用的な道具になったのです。
ダニエル電池が実用化への道を開きました!
その後、さらに大きな変化が起こります。
液体を使わない構造の乾電池の登場です。
19世紀後半、電解液をペースト状にする工夫が生まれました。
これによって、液体がこぼれにくく、持ち運びしやすい電池が完成したのです。
──これが、電池をぐっと身近な存在にしました。
懐中電灯、ラジオ、おもちゃ。
電池は家庭の中で広く使われるようになり、生活を支える存在になります。
乾電池の登場で、一次電池は身近な道具になったのです。
乾電池の発明で電池は家庭に広まりました!
ここまでで、一次電池の歴史の流れが見えてきましたね。
ボルタの発明から始まり、改良を重ねながら発展してきたのです。
まとめると──
──以上3点が、一次電池の歴史の大きな流れです。
電池は一人の発明で終わったのではなく、多くの改良の積み重ねで今の形になりました。 一次電池の歴史は、科学者たちの工夫がつながってできた物語なのです。
身近な乾電池の中にも、200年以上の知恵がつまっていると考えると、ちょっと見方が変わりますよね。
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