

リチウムイオン電池と蓄電池。なんとなく「どっちも充電できる電池でしょ?」と思っていませんか。たしかにどちらも電気をためて、あとで使える電池です。でも実は、この2つは“同じ種類どうしの比較”ではありません。
というのも、リチウムイオン電池は電池の種類のひとつで、蓄電池は充電できる電池の総称だからです。少しややこしいですが、ここを整理すると一気にスッキリします。順番に見ていきましょう。
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最初に押さえておきたいのは言葉の意味です。
──つまり、リチウムイオン電池は「蓄電池の一種」なのです。
蓄電池には、いろいろなタイプがあります。
──これらはすべて蓄電池の仲間です。
「蓄電池=リチウムイオン電池」ではなく、リチウムイオン電池はその中の一員なのです。
この関係をたとえるなら、「果物」と「りんご」の関係に近いですね。りんごは果物の一種ですが、果物すべてがりんごではない、ということです。
では、その蓄電池の中でもリチウムイオン電池は何が特徴なのでしょうか。
最大のポイントは、エネルギー密度が高いことです。小さくてもたくさんの電気をためられるため、スマートフォンやノートパソコン、電気自動車などに使われています。
理由を整理してみましょう。
──このようなメリットがあるため、現在の主流になっています。
ただし、高エネルギーであるぶん、保護回路が必要です。過充電や衝撃に弱い面もあるため、管理が重要になります。
最後に、リチウムイオン電池と「ほかの蓄電池」との違いを見てみましょう。
たとえば鉛蓄電池は、自動車のバッテリーに使われています。重いですが、大きな電流を安定して流せるという強みがあります。
また、ニッケル水素電池は乾電池サイズで充電できるタイプとして広く使われています。
──このように、それぞれに役割があります。
蓄電池の中でも、目的によって最適な種類が変わるのです。
だからこそ、「蓄電池とリチウムイオン電池の違い」というより、「蓄電池の中でリチウムイオン電池はどんな立ち位置か」と考えるほうが正確なのですね。
リチウムイオン電池と蓄電池の違いを整理してきました。大事なのは、両者が対等な種類どうしではないという点です。
まとめると──
──以上3点がポイントです。
そして覚えておきたいのは、「名前の広さ」の違いです。蓄電池は大きなグループ名で、その中にいろいろな種類があるということです。
リチウムイオン電池は“蓄電池の代表選手”のひとつにすぎないのです。
だからこそ、電池を正しく理解するには、まず言葉の意味から整理することが大切だということですね。
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