燃料電池の仕組みをわかりやすく解説

燃料電池の仕組みをわかりやすく解説

燃料電池は水素などの燃料を負極に供給し、酸素を正極に供給して発電する装置だ。負極では水素が分解され電子と水素イオンが生まれ、電子は外部回路を通って電流として流れる。この電子の流れとイオンの移動によって電気が生まれる仕組みといえる。

燃料電池の仕組みをわかりやすく解説

水素から電気をつくる──それが燃料電池の基本です。でも「どうやって?」と聞かれると、ちょっと難しそうに感じますよね。じつはポイントはとてもシンプルです。キーワードは「電子の流れ」。この流れさえつかめば、燃料電池の仕組みはぐっと身近になります。ここでは、部品の役割と発電の流れを順番に整理していきます。



まずは全体のイメージをつかもう

燃料電池は、水素と酸素を反応させて電気を生み出す装置です。火を使って燃やすのではなく、化学反応を直接電気に変えるのが特徴です。


電池の中には、主に次のような部分があります。


  • 水素を入れる側の電極(アノード)
  • 酸素を入れる側の電極(カソード)
  • 電解質(イオンだけを通す膜)


──この3つが基本構造です。


それぞれの役割は?

水素側の電極では、水素が分かれて電子と水素イオンになります。電解質は水素イオンだけを通し、電子は通しません。酸素側の電極では、水素イオンと電子と酸素が結びつき、水になります。


つまり、電子の通り道をつくる仕組みが燃料電池なのです。


まずは3つの部品の役割を押さえましょう!


電気が生まれる流れを追ってみよう

では、発電の流れを順番に見ていきます。


  1. 水素が電極で電子と水素イオンに分かれる。
  2. 電子が外部回路を流れて電気になる。
  3. 水素イオンが電解質を通って移動する。
  4. 酸素と電子と水素イオンが結びつき水ができる。


──このサイクルが続くことで、発電が続きます。


電子が外を通るのがポイント

もし電子が電解質を通れてしまったら、外部回路を流れません。外を回るからこそ、電気として利用できるのです。


つまり、電子を外に回す仕組みこそが発電のカギなのです。


電子が外を流れることで電気になります!


燃料があれば発電し続ける

燃料電池は、乾電池のように中にエネルギーをためているわけではありません。水素が供給され続けるかぎり、この反応は続きます。


だからこそ、発電機に近い役割を持っています。燃料がなくなれば止まり、補給すればまた動きます。


排出されるのは水

反応の結果できるのは主に水です。二酸化炭素は発電時にはほとんど出ません。この点が環境技術として注目される理由のひとつです。


つまり、燃料を入れて発電し、水を生み出す装置が燃料電池なのです。


燃料があるかぎり発電を続けられます!


 


ここまで、燃料電池の仕組みを整理しました。


まとめると──


  1. 水素が分かれて電子が生まれる。
  2. 電子が外部回路を流れて電気になる。
  3. 酸素と結びついて水ができる。


──以上が基本の流れです。


燃料電池は「電子の流れ」をつくり出すことで発電しているのです。
この流れをイメージできれば、仕組みはしっかり理解できているということですね。