

水素で発電する燃料電池。そのときにできるのが「水」です。でも、どうやって水が生まれるのでしょうか。そして、実際にはどのくらいの量が出るのでしょうか。なんとなく“少しだけ出る”イメージかもしれませんが、実は計算すると意外とはっきり数字が出せます。ここでは、水が生まれる仕組みと発生量の目安をわかりやすく整理していきます。
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燃料電池では、水素(H₂)と酸素(O₂)が反応して水(H₂O)になります。化学式で書くと、次のようになります。
2H₂ + O₂ → 2H₂O
この反応の中で電子が流れ、その電子の流れが電気になります。そして、反応の結果として水が生成されるのです。
ポイントは、火を使って燃やしているわけではないことです。化学反応を直接電気に変える仕組みの中で、水ができています。
つまり、水は発電の副産物として自然に生まれるのです。
では、実際にどのくらい出るのでしょうか。ここでは目安を見てみます。
水素1kgが完全に反応すると、約9kgの水ができます。これは分子量の関係によるものです。水はH₂Oなので、水素の質量に酸素が加わります。
燃料電池車では、走行距離や使用状況によりますが、100km走行でおよそ数リットル程度の水が排出されることがあります。排気口からポタポタと水滴が落ちるのを見たことがあるかもしれません。
ただし、これはあくまで目安です。発電効率や走行条件によって変わります。
つまり、水素の使用量に比例して水の量も増えるということです。
生成された水は、多くの場合、水蒸気として出たり、液体として排出されたりします。寒い日は白い湯気のように見えることもあります。
排出されるのは基本的に水です。二酸化炭素や有害ガスは発電時にはほとんど出ません。ただし、水素の製造方法によっては別の段階で排出が生じる場合があります。
つまり、発電そのものでは水だけが主な排出物なのです。
ここまで、燃料電池による水の排出原理と発生量を見てきました。
まとめると──
──以上がポイントです。
燃料電池は発電と同時に水を生み出す仕組みなのです。
水の発生量は水素の使用量に比例する、という関係を覚えておくと理解しやすいですね。
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