

リチウムポリマー電池が「急に充電できない」「充電器につないでも反応しない」──こんな経験、ありませんか。バッテリーが壊れたのか、それとも充電器の問題なのか。
実は、充電できない原因はいくつかあります。そしてその中でも大きなテーマになるのが過充電の影響です。ただし、原因はそれだけではありません。順番に整理していきましょう。
|
|
|
リチウムポリマー電池は、1セルあたり約3.0V〜4.2Vの範囲で使うのが基本です。この範囲から外れると、充電器や保護回路が「危険」と判断して動作を止めることがあります。
──つまり「充電できない」は、電池を守るためのブレーキがかかっている場合もあるのです。
実際には、充電できない原因として多いのは過放電です。電圧が極端に低くなると、充電器が安全のため電流を流さなくなります。一方、過充電が原因の場合は、内部ダメージや保護回路の作動が関係します。
充電できないときは、まず電圧が安全範囲にあるかを疑うのです!
リチウムポリマー電池は、通常4.2Vが最大充電電圧です。これを超えると、電極材料に強いストレスがかかります。
過充電が起きると、次のような影響が出る可能性があります。
──こうしたダメージが進むと、保護回路が働き、以降の充電を拒否することがあります。
バッテリーパック内の保護回路は、過電圧を検知すると遮断状態になることがあります。これは安全のための機能です。場合によっては、専用機器でリセットできることもありますが、多くは安全優先で使用停止を前提としています。
過充電は内部劣化と保護回路作動の原因になり得るのです!
過充電以外にも、充電できない理由はあります。
低温では充電が制限されることがありますし、高温では安全のため停止する場合があります。また、内部抵抗が大きくなると、充電開始直後に電圧が急上昇し、充電器が異常と判断することもあります。
膨張、異臭、発熱がある場合は、内部に重大なダメージがある可能性があります。その場合は無理に充電せず、使用を中止するのが安全です。
充電不能の原因は過充電だけでなく、温度や劣化も関係するのです!
リチウムポリマー電池が充電できない理由をまとめると──
──以上3点が主な原因です。充電できないのは、故障というより「安全装置が働いている」ケースも少なくありません。 つまり、充電不能は電池が自分を守ろうとしているサインである場合もあるということなのです。
|
|
|