

ニカド電池の電圧は「1.2V」とよく言われますよね。でも実は、いつもきっちり1.2Vというわけではありません。
充電中の電圧と、使っているとき(放電中)の電圧では、少しずつ動き方が違います。この“電圧の変化のしかた”を知ると、電池の状態もぐっと読み取りやすくなります。
ここでは、ニカド電池の電圧特性について、充電電圧と放電電圧に分けて整理していきましょう。
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ニカド電池の公称電圧は1.2Vです。これは「だいたいこのくらいで動きますよ」という基準値です。
放電を始めた直後は、1.3V前後になることもあります。そして使用中は、比較的安定した電圧を保ちます。
──これがニカド電池の特徴です。
終盤までは粘り強く電圧を保ち、最後にストンと落ちる。この特性が、モーター機器などに向いている理由でもあります。
ニカド電池は放電中の電圧が安定しやすいのが特長です。
1.2Vは目安であり、実際には少し変動します!
次に充電中の電圧です。
充電を進めると、電池の電圧は徐々に上がっていきます。満充電に近づくと1.4~1.45V程度になることがあります。
この「わずかに下がる」現象を利用して、急速充電器は充電完了を判断することがあります。これをΔV(デルタV)検出といいます。
満充電付近では電圧が一度ピークを迎えます。
充電時の電圧変化は、充電終了判断にも使われます!
「テスターで測れば残量が分かる?」と思うかもしれません。
ニカド電池は放電中の電圧が比較的安定しているため、途中段階では電圧だけで正確な残量を判断しにくいのです。
──このため、「まだ1.2Vあるのに急に止まった」ということも起こります。
ニカド電池は電圧だけでは残量を読み取りにくい電池です。
電圧は目安ですが、残量の完全な指標ではありません!
ここまでで、ニカド電池の電圧特性を整理しました。
まとめると──
──以上3点がポイントです。
ニカド電池の電圧は一定に見えて、実はきちんと動きがあります。そしてその動きこそが、性能や充電制御に深く関わっています。
電圧の変化を知ることが、電池を正しく扱う第一歩です。
数字の裏にある動きを理解すると、電池の見え方もぐっと変わりますよ。
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