ナトリウムイオン電池が使われているもの:身近な利用例とは?

ナトリウムイオン電池が使われているもの

ナトリウムイオン電池は主に蓄電システムや電力用途での利用が期待されている電池だ。近年は電動二輪車や小型車両などへの応用研究も進められている。将来的には家庭用蓄電池やエネルギー貯蔵分野で利用が広がる可能性があるといえる。

ナトリウムイオン電池が使われているもの:身近な利用例とは?

ナトリウムイオン電池は、「次世代バッテリー」としてよくニュースに出てきますよね。でも、「実際にどこで使われているの?」と聞かれると、少し答えに迷うかもしれません。


結論から言うと、まだスマートフォンのように広く普及しているわけではありません。ただし、すでに一部の分野では実用化が始まっています。そして今後、身近な機器にも広がる可能性があります。


ここでは、ナトリウムイオン電池の身近な利用例を整理していきます。



① 電動二輪車や小型EV

現在、実用化が進んでいる代表例が電動二輪車や小型電気自動車です。


特に中国では、価格を抑えた電動スクーターや小型EVにナトリウムイオン電池が採用され始めています。


  • 電動スクーター
  • 小型電気自動車
  • 低速走行向けモビリティ


──軽さよりも価格や資源安定性を重視する分野で選ばれやすいのです。


なぜこの分野から?

高級EVのように最大航続距離を競う用途では、まだリチウムイオン電池が有利です。しかし、都市部の短距離移動用なら、エネルギー密度がやや低くても問題になりにくいのです。


価格重視のモビリティが、最初の実用フィールドなのです。


まずは身近な移動手段から広がっているのです!


② 家庭用・施設用の蓄電池

次に期待されているのが、定置用蓄電池です。


これは家庭や施設に設置して、太陽光発電などの電気をためる装置のことです。重さよりもコストや寿命が重視されるため、ナトリウムイオン電池との相性がよいと考えられています。


  • 家庭用蓄電システム
  • 商業施設のバックアップ電源
  • 再生可能エネルギーの蓄電設備


──設置型であれば、多少サイズが大きくても問題になりにくいのです。


再生可能エネルギーとの相性

太陽光や風力は発電量が変動します。そのため、大規模に電気をためる技術が重要になります。


ナトリウムイオン電池は「電気をためる装置」として活躍の場が広がっているのです。


見えにくい場所で支える電池なのです!


③ これから広がる可能性のある機器

現時点では、スマートフォンやノートパソコンへの本格採用は進んでいません。しかし、将来的には価格重視の分野で拡大する可能性があります。


  • 価格重視の電動アシスト自転車
  • 簡易型ポータブル電源
  • 新興国向けの電動機器


──軽さよりもコストや供給安定性を優先する市場では、採用の可能性が高まります。


すぐに主役になるわけではない

ナトリウムイオン電池は、現時点では「すべてを置き換える電池」ではありません。用途に応じて少しずつ広がるタイプの技術です。


身近になるには、用途ごとの広がりがカギなのです。


一気にではなく、段階的に広がっていく電池なのです!


 


ここまで、ナトリウムイオン電池の身近な利用例を整理してきました。


まとめると──


  1. 電動二輪車や小型EVで実用化が始まっている
  2. 家庭用・施設用の蓄電池として期待されている
  3. 価格重視分野で今後広がる可能性がある


──以上3点が、現在の利用状況です。


ナトリウムイオン電池は、まだスマートフォンの中には入っていませんが、見えないところで少しずつ存在感を高めているのです。これから数年で、私たちの身の回りにどれだけ広がるのかが注目されています。