

空気亜鉛電池と空気電池って、名前がとてもよく似ていますよね。どちらも「空気」という言葉が入っているので、同じものの言い方違いかな?と思ってしまうかもしれません。
でも実は、そこには大事なポイントがあります。というのも、「空気電池」は大きなくくりの名前で、その中の一種類が「空気亜鉛電池」だからです。つまり、仲間とメンバーの関係。ちょっとややこしいですが、順番に整理していけばスッと理解できます。
まずは、それぞれがどんな電池なのかから見ていきましょう。
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空気電池とは、その名のとおり空気中の酸素を使って発電する電池のことです。普通の電池は中に酸化剤という材料をあらかじめ入れていますが、空気電池はそれを外から取り入れます。だからこそ、中身をたくさん詰め込まなくて済む。ここが大きな特徴です。
つまり、「酸素を電池の外からもらう仕組み」を持っているのが空気電池なのです。
酸素を外から取り込むことで、電池の中には主に金属だけを入れておけばよくなります。その結果、
──こうしたメリットが生まれます。だからこそ、補聴器などの小さな機器でよく使われているわけです。
ただし、空気が必要なので密閉はできません。空気穴があるというのも特徴のひとつです。
空気電池とは「空気中の酸素を利用して発電する電池の総称」だと覚えておきましょう!
では、空気亜鉛電池は何かというと、負極に亜鉛を使った空気電池です。つまり、空気電池の中でも「金属に亜鉛を使うタイプ」ということですね。
実は、現在実用化されている空気電池の多くは、この空気亜鉛電池です。特に補聴器用ボタン電池として広く普及しています。
亜鉛は、価格が比較的安く、安全性も高めで、しかも安定した電圧を出せる金属です。具体的には約1.4ボルト前後の電圧を出します。
そして反応の仕組みはこうです。
──この組み合わせで電気が生まれるのです。
つまり、空気亜鉛電池は「空気電池の中の亜鉛タイプ」。かなり具体的な名前というわけですね。
空気亜鉛電池は、空気電池の中でも最も一般的なタイプなのです!
ここまでをまとめると、違いはとてもシンプルです。
──つまり「空気電池というグループの中に、空気亜鉛電池がある」という関係です。
たとえば、「果物」と「りんご」の関係に近いですね。果物の中にりんごがあるように、空気電池の中に空気亜鉛電池がある、というイメージです。
理論上は、空気アルミニウム電池や空気リチウム電池なども研究されています。ただし、実用化や安定性の面で広く使われているのは、今のところ空気亜鉛電池が中心です。
ですから、日常生活で「空気電池」と書かれている場合、実際には空気亜鉛電池を指していることも多いのです。
違いは「総称か具体名か」という点にある、ということなんですね!
ここまでで、空気亜鉛電池と空気電池の関係が見えてきましたね。
まとめると──
──以上3点が、両者の違いのポイントです。
そして何より大切なのは、「空気電池」はグループ名で、「空気亜鉛電池」はその中の具体的なメンバーだということです。
名前が似ているからこそ混乱しやすいですが、関係性を押さえておけばもう迷いません。言葉の整理ができると、電池の仕組みもぐっと理解しやすくなります。そういう意味でも、この違いはしっかり押さえておきたいポイントだといえるでしょう。
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