

空気亜鉛電池といえば、まず思い浮かぶのが補聴器ですよね。実際、補聴器用ボタン電池の多くがこのタイプです。
でも、なぜ空気亜鉛電池が選ばれているのでしょうか。他のボタン電池ではダメなのでしょうか。
そこには、電池の性格と補聴器の要求がぴったり重なる理由があります。順番に見ていきましょう。
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補聴器は、とにかく小さい機器です。耳の中や耳の後ろに装着するため、電池もできるだけ小さくなければなりません。
しかし、小さいだけでは足りません。長時間動き続ける必要があります。
──空気中の酸素を利用するため、内部スペースを効率よく使えるのです。
「小さいのに長持ち」これが最大の理由といえるでしょう。
小型・長時間駆動という条件に、空気亜鉛電池はぴったりです!
補聴器は、音を増幅する精密機器です。電圧が大きく変動すると、音質や動作に影響が出ます。
空気亜鉛電池の公称電圧は約1.4V。そして放電中も比較的安定した電圧を保ちます。
──電圧が急に落ちにくいことが、補聴器との相性の良さにつながっています。
安定した約1.4Vが、音の安定を支えているのです。
安定電圧も、補聴器に適している理由です!
空気亜鉛電池は、大電流を一気に流すのは得意ではありません。しかし補聴器は、大きな電力を必要としません。
──つまり、空気亜鉛電池の性格とぴったり合っているのです。
さらに、シールをはがしてから作動する仕組みも、使用開始のタイミングを調整できるという点で便利です。
「小電流・長時間」こそ空気亜鉛電池の得意分野なのです。
補聴器の電力特性と、空気亜鉛電池の性格はよく合っています!
ここまでで理由が見えてきましたね。
まとめると──
──以上3点が、補聴器との相性が良い理由です。
そして大切なのは、電池の特性と機器の要求がぴったり一致しているということです。
どんな電池でもよいわけではありません。補聴器は、軽さ・安定性・長時間駆動を求めます。その条件を満たすのが空気亜鉛電池なのです。だからこそ、今も主力電源として使われ続けているのですね。
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