

乾電池には「+」と「−」のマークがありますよね。
でも、その中で何がちがっているのか、くわしく考えたことはありますか。
一次電池は、正極と負極、そしてセパレータやイオンの働きがそろってはじめて電気を生み出します。
今回は、その仕組みを少しずつほどいていきましょう。
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まず基本から。
負極(マイナス極)は電子を出す側、正極(プラス極)は電子を受け取る側です。
電池の中では化学反応が起きています。
負極では物質が反応して電子が生まれ、外の回路へと流れ出します。
──この電子の流れが電流です。
負極では電子が「多い」状態になり、正極では「足りない」状態になります。
その差をうめようとして、電子が移動するのです。
正極と負極は、電子を出す側と受け取る側という役わりの違いがあるのです。
正極と負極は電子のやりとりの役わりが違います!
ここで登場するのがセパレータ。
これは正極と負極のあいだに入っている、うすい仕切りのようなものです。
もし電極どうしが直接ふれてしまうと、電子は外の回路を通らずにショートしてしまいます。
それでは電気として取り出せませんし、危険でもあります。
──つまり、セパレータはとても重要な安全装置なのです。
セパレータは電子は通しませんが、イオンは通します。
ここがポイントです。
セパレータは電極を分けながら、イオンの通り道を確保する部品なのです。
セパレータは安全と仕組みの両方を支えています!
電池の中では、電子だけでなくイオンも動いています。
イオンとは、電気を帯びた粒のことです。
外では電子が回路を流れています。
しかし中では、電解質の中をイオンが動くことで、反応のバランスが保たれています。
──この2つの動きがセットなのです。
もしイオンが動かなければ、内部の電気のバランスがくずれてしまいます。
イオンが動くことで、外の電子の流れが止まらずに続くのです。
イオンの動きがあるからこそ、電子の流れが続き、電気が生まれ続けるのです。
イオンは電池内部の大事な働き手です!
ここまでで、一次電池の内部の役わり分担が見えてきましたね。
正極・負極・セパレータ・イオン、それぞれが欠かせません。
まとめると──
──以上3点が、一次電池の内部構造のポイントです。
電池は小さな部品の集まりですが、役わりはとてもはっきりしています。
正極・負極・セパレータ・イオンがそろってはじめて電気が生まれるということですね。
次に電池を見るときは、その中でそれぞれが働いている様子を想像してみてください。理科の理解がぐっと深まるはずです。
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