

燃料電池の心臓部といわれるのが触媒です。
水素と酸素が反応して電気が生まれる──でもその反応、実は自然に任せるととてもゆっくり。そこで登場するのが触媒です。反応をスムーズに進める“加速装置”のような存在ですね。
しかも最近は、白金代替触媒や被毒(ひどく)といった話題も重要になっています。
このページでは、燃料電池の触媒の役割・種類・仕組みを整理しながら、最新の課題までチェックしていきます。
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まず大前提です。
燃料電池では、水素の酸化反応と酸素の還元反応が起こります。しかし、特に酸素側の反応はとても遅いのが特徴です。
そこで使われるのが触媒です。
触媒の役割は次の通りです。
──つまり、反応を助けるサポーターのような存在です。
燃料電池では、触媒がなければ実用的な電流は取り出せません。
触媒は、遅い反応を一気に加速させるために不可欠なのです!
現在主流なのが白金(プラチナ)触媒です。
白金は、水素や酸素の分子を表面に吸着し、分解しやすくする性質を持っています。
理由は大きく3つあります。
──この性能の高さが決め手です。
特に酸素の還元反応(ORR)は難しい反応ですが、白金はそれを効率よく進められます。
白金は「速さ」と「安定性」を兼ね備えた優秀な触媒なのです。
ただし問題もあります。とにかく高価。しかも希少金属です。
白金は高性能だが高コストという課題を抱えているのです!
ここが現在の研究の大きなテーマです。
コストを下げるために、次のような研究が進められています。
──ただし、耐久性や反応速度ではまだ白金に及ばない点もあります。
もうひとつ重要なのが被毒です。
これは、触媒表面に不純物(たとえば一酸化炭素など)が付着し、反応を妨げる現象です。
──特に白金は一酸化炭素に弱いという弱点があります。
そのため、燃料中の不純物を減らす技術や、被毒に強い触媒開発が進められています。
白金代替と被毒対策が、燃料電池普及のカギなのです!
ここまでで「燃料電池の触媒」について見てきました。
まとめると──
──以上3点が基本です。
そして何より大切なのは、触媒の性能が燃料電池の効率・寿命・コストを左右するということです。見た目は薄い層でも、その働きは非常に大きいのですね。
触媒の進化こそが、燃料電池を本格的なエネルギー源へ押し上げる原動力になるといえるでしょう。
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