
レモン電池や電池のプラスとマイナス、金属がサビる仕組みまで…。実はこれら全部に共通しているのが、電気化学(=電気と化学反応のつながりを研究する学問)なんです!このページでは、「電気化学ってどんな分野?」「どんな反応を扱うの?」「どこで使われてるの?」といった疑問に、やさしく解説していきますね。
ボルタの電堆とカップの冠の図
1800年にアレッサンドロ・ボルタが発表した電気化学の原理に基づく電池の構造図
出典:Photo by en:User:Kurzon / Public Domainより
電気化学とは、電気と化学反応のあいだにある深〜い関係を研究する分野のことです。
ポイントはふたつ!
たとえば乾電池の中では、金属と電解液の化学反応が進むことで電気が発生します。逆に水の電気分解では、外から電気を加えることで水を水素と酸素に分ける反応が起こります。
つまり、電気と化学が相互に影響しあってるのがこの分野の面白さなんです!
家庭での簡易な水の電気分解実験
コップに食塩水を入れ、AA電池を用いて水の電気分解を行う実験の様子
出典:Photo by Chlordk / CC BY-SA 4.0より
身の回りにも、電気化学のしくみが使われているものがたくさんあるんですよ。いくつか代表的な例を見てみましょう!
どれも「化学+電気」のハイブリッドな技術なんですね!
アルカリ電池
アルカリ性(水酸化カリウムなど)電解質を使用した電気化学反応によって化学エネルギーを電気に変える仕組み。日常生活や産業で広く使用されている
電気化学の知識は、現代の技術社会で欠かせないものになっています。こんなところで活躍中!
つまり、エコ、エネルギー、モノづくりの最前線にいる学問なんですよ。
電気化学ってのはよ、「電気と化学反応のガチバトル」を研究して、電池や電気分解、めっきなんかにド派手に活かしてる学問だぜ!電気と化学、両方の力で世界をブチ変えてやるってわけだ、覚えとけよ!