
スマホやパソコン、ゲーム機、冷蔵庫、テレビまで…。これらの便利な機械の“頭脳”ともいえる部分を支えているのが、電子工学(=電子の動きをコントロールして機械を動かす技術)なんです!このページでは、「電子工学ってなに?」「どんなことを学ぶの?」「電気工学とどう違うの?」といった疑問に、わかりやすくお答えしていきますね。
Arduino NGボード上のFTDIチップのクローズアップ
電子工学の分野で使用されるArduino NGボード上の表面実装型FTDIチップを拡大撮影した画像
出典:DustyDingo / Public domainより
電子工学とは、電子(マイナスの電気をもった粒)の動きを使って信号処理や情報制御をする技術のこと。
電気工学がモーターを回す、大きな電力を扱う分野だとしたら、電子工学はデータを処理したり、動きを制御したりする頭脳の部分を担っています。
たとえば、スマホが音楽を再生できるのも、冷蔵庫が中の温度を自動調整してくれるのも、ぜ~んぶ電子工学の力なんです!
デジタル電子回路の実験を行う学生
電子工学の実験室で、学生がデジタル電子回路の実験を行っている様子
出典:Vaibhavb19.nitp / CC BY-SA 4.0より
電子工学の中では、主に情報や信号のやりとりに関する技術を扱います。具体的にはこんなテーマがありますよ。
これだけ聞くと難しそうだけど、ざっくりまとめてしまえば、「どうやって情報を動かすか」って考えるのが電子工学なんです。
電子工学を象徴するアイコン
電子機器開発、組み込みシステム、IoT、メカトロニクスなど電子工学関連の分野を表す用途で使われる
出典:Photo by Bruce The Deus / CC BY-SA 4.0より
「電気工学と電子工学って何が違うの?」という疑問、よく出てきます。ざっくり比べてみましょう。
簡単に言えば、電気工学は力の操作、電子工学は情報の操作って感じですね。でも最近は両方を組み合わせた電気電子工学として一緒に学ぶことも多いです!
電子工学ってのはよ、電子の動きをガッチリコントロールして、情報を処理したり機械をブン回したりする超技術のことだぜ!スマホやテレビの中でバリバリ働く“頭脳のテクノロジー”、それが電子工学ってわけだ!