
電気があるところには、ルールもある。でもそのルールを破って、こっそり電気を使っちゃう人がいるんです…。このページでは、そんな「電気のドロボウ」こと、電気窃盗(=他人の電気を無断で使う犯罪)について、詳しくお話していきます!
南アフリカ・ケープタウンのフィリッピ・イースト地区で、電気窃盗によって破損された電力ボックス
出典:Photo by Discott / CC BY-SA 4.0より
まず最初におさえておきたいのが、電気窃盗はれっきとした「窃盗罪」だということ。つまり、電気も「盗まれたらダメな財産」として扱われてるんですね。
でもちょっと不思議に思いませんか?「形がない電気って、盗めるの?」って。実は、これ可能なんです。
こうした行為、ぜんぶ「電気を無断で使った=電気窃盗」と見なされます。しかも刑法235条で罰則付き。ちょっとしたことでも、バレたら立派な犯罪なんです。
東芝製スマートメーター(SmaMeII-TypeH)
電力使用状況の監視に活用されるスマートメーター。リアルタイムのデータ収集と通信機能により、不正な電力使用(電気窃盗)を検出する。
出典:Photo by Rs1421 / CC BY-SA 4.0より
「電気なんて目に見えないし、ちょっとくらいならバレないのでは…?」って思いがち。でも、ちゃんと仕掛けはバレるようになってます。
電気窃盗は、以下のようなきっかけで発覚することが多いんです。
それに最近はスマートメーターで電力の使用状況がリアルタイムで記録されてるので、細かい不正もすぐ見抜かれちゃうんですね。
電線窃盗防止の啓発ポスター
中国雲南省のモスク外壁に掲示された、電線窃盗や送電線の損壊が違法であることを説明するポスター
出典:Photo by Vmenkov / CC BY-SA 3.0より
実際に電気窃盗がバレたら、どうなるんでしょうか? 罰則はかなり重くて、10年以下の懲役または50万円以下の罰金が科せられることも。
しかも、ちょっと借りただけとか悪気はなかったとかは、通用しません。
たとえば過去には…
こんなケースもあるんです。電気って当たり前すぎて意識しないけど、「使わせてもらっている」って感覚が大事なんですね。
電気窃盗ってのはよ、目に見えねぇ電気だって「他人のモンを勝手に使うのは完全に犯罪だ」って教えてくれるクソ厄介な例なんだぜ!スマホの充電ひとつでも、ちゃんとルール守って使わねぇとヤバいぞ、分かったな!