
もしも突然、スマホもテレビも車も一斉に止まったら…?そんな映画みたいな現象を引き起こすのが、電磁パルス(EMP=ElectroMagnetic Pulse)なんです。これは、超強力な電磁波が一瞬で電子機器を壊してしまうという、ちょっと怖いけど現実にありうる現象。このページでは、「EMPって何?」「どうやって起こるの?」「どんな影響があるの?」という疑問に、しっかりお答えしていきます!
電磁パルス(EMP)っていうのは、簡単に言うと超ド級の電磁波ショックのこと。
通常の電磁波(スマホの電波とか)は弱くて安全なんだけど、EMPはとにかく一瞬でドーン!と来るエネルギーの塊みたいなもので、電子機器の中の回路をごっそり壊してしまうことがあるんです。
これはいわば目に見えない雷みたいなもので、しかも電子機器だけを狙い撃ちしてくるイメージ。バチッ!という放電ではなく、「ピカー!」っと空間全体に電磁波が走るんですね。
高高度核爆発によるEMPの発生メカニズム
ガンマ線が大気中で電子を放出し、地球の磁場によって偏向されることで広範囲にEMPが発生する様子を示す図
出典:Photocopier / Public domainより
EMPが起こる原因はいくつかあります。自然現象と人為的なものに分けられます。
つまり、EMPって自然にも人工的にも起こりうる、現実に存在するリスクなんですね。
ファラデーケージによる電磁波防護実験
パリの「発見の宮殿」で行われた実験で、ファラデーケージ内の人物が電気アークから保護されている様子を示す
出典:Antoine Taveneaux / CC BY-SA 3.0より
EMPはとにかく電子機器の天敵。特にマイコンやICチップが入っているような機器はとても脆弱です。
家庭でできるEMP対策としては、「ファラデーケージ」と呼ばれる金属で囲った空間に大切な電子機器を入れておくという方法もあります。ただし、完全な防御は難しく、専門的な備えが必要です。
電磁パルス(EMP)ってのはよ、電子機器を一瞬でブッ壊す超強力な電磁波の衝撃だぜ!映画の中だけの話じゃねぇ、太陽や兵器からマジで飛んでくる可能性があるから、知ってるだけでデカい備えになるんだよ、忘れんなよ!