電磁パルス(EMP)兵器

電磁パルス(EMP)兵器

EMP兵器とは、強力な電磁パルスを人工的に発生させ、敵の電子機器や通信インフラを破壊・無力化する兵器である。直接的な爆発や殺傷を目的とせず、電子依存の現代戦において大きな戦術的影響を与える。核・非核の両タイプが存在する。

EMP兵器を知る、それは電気の「破壊的側面」を知る事

音もなく、光もなく、ただ一瞬ですべての電子機器が沈黙する


そんな“見えない攻撃”を仕掛けるのが、電磁パルス(EMP)兵器なんです!


このページでは、EMP兵器とは何かを、「どうやって動くの?」「どれくらいの威力?」「実際に使われたことあるの?」という視点から、わかりやすくかみ砕いて解説していきます!



EMP兵器=電磁波で攻撃する特殊兵器!

EMP兵器とは、超強力な電磁波(=電磁パルス)を発生させて、敵の電子機器を破壊・無力化する兵器のこと。


ポイントは、「物理的に壊す」のではなく、中の電子回路をショートさせて使えなくするっていうところ!


爆風や火薬じゃなく、「電磁波の一撃」で機械を止める…まさに近未来感まんさいな攻撃手段なんです。


EMP兵器には2種類ある!

EMP兵器には、大きく分けて2タイプがあります。


  • 核EMP兵器:高高度で核爆発を起こして、広範囲にEMPをまき散らす(数百km以上の範囲が影響)
  • 非核EMP兵器:マイクロ波や電磁波を人工的に発生させて、限定的に狙う(局地攻撃向け)


核EMPは桁違いの広さで、都市まるごと・国家レベルの被害を与えますが、非核EMPは、車両や通信施設などピンポイント攻撃が得意なんです。


非核EMPはたとえば、敵のミサイルの電子制御を壊すとか、ドローンのコントロールを妨害するとかにも使われることがありますね。


実際に使われたことはあるの?

EMP兵器の「核タイプ」は、過去に1回だけ実験で使用されたことがあります。1962年、アメリカの「スターフィッシュ・プライム」核実験です。


高度400kmで核を爆発させた影響で、1300kmも離れたハワイの電力インフラが、ダメージを受けました。この予期せぬ結果を受けて、「EMPってヤバくね?」と各国が気づき、その後の開発が一気に進んだんです。


2025年現在、実戦で使用された例は今のところナシなのですが、EMPの脅威を踏まえて、アメリカ・中国・ロシアなどは開発を続けているとされてます。


どれくらいヤバい兵器なの?

EMP兵器がもし使われたら…


  • スマホ・パソコン・テレビが一斉ダウン
  • 車・飛行機・電車が止まる
  • 発電所・通信網・病院設備が動かない


つまり、現代社会そのものが一発で機能停止してしまう可能性があるんです。


しかも、建物や人には直接ダメージを与えないから「攻撃された」と気づきにくい。


これがまたタチ悪い…。


EMP兵器っつーのはよォ、爆発でふっとばすんじゃねぇ!電子機器をまとめて“沈黙”させる、静かでエグい攻撃なんだぜ!戦車もミサイルもスマホも、一瞬でポンコツに変えちまう…まさに“文明キラー”ってヤツよ!用心するに越したことはねぇぞ?