

水力発電って、教科書だと「水でタービンを回して電気にします」みたいに、さらっと終わりがちですよね。
でも実際は、ダムの中の工夫だったり、川の水の使い方だったり、知れば知るほど「へえ!」が増えるタイプの発電です。しかも身近な川や雨の話につながるので、覚えるというより、なんとなくイメージしやすいのも良いところ。
というわけで今回は、意外に知られない水力発電の雑学を5つ集めました。読み終わるころには、ダムや川を見たときの景色がちょっと変わるかもしれませんよ。
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水力発電って「雨が降らないと止まるのでは?」と思われがちです。たしかに水がないと回りませんが、実はダムがあるタイプだと話が変わってきます。
というのも、ダムは水をためておけるので、言いかえれば水を貯金している状態なんです。雨が降った日にたまった水を、必要なときに少しずつ流して発電する。だから、雨が止んだあとでも電気をつくれる時間が出てきます。
しかも夜でも発電できるのが面白いところ。太陽光みたいに「夜はお休み」というわけではなく、水の量と流すタイミングを調整すれば、夜間にも電気を作れます。もちろん無限ではありませんが、「自然まかせ100%」よりは、人がコントロールできる部分が増えるんですね。
ここがポイントで、水力発電にはいろいろ種類があります。ダムで大きくためるタイプもあれば、川の流れをそのまま使う流れ込み式みたいなタイプもあるんです。ようするに、「貯金できるか」は水力発電の種類しだい、ということですね。
ダム式の水力発電は「水をためて使う」ので、雨が止んだあとや夜でも発電できる場面があるんです!
水力発電の中でも、とくに雑学っぽくておもしろいのが揚水発電です。これ、ふつうの発電と逆向きのこともします。
まず、電気が余りやすい時間帯(たとえば夜など)に、その電気でポンプを動かして、水を上のダムへくみ上げます。つまり「電気を使って水を上に持ち上げる」んです。そして電気が必要な時間帯になったら、その水を落として発電する。逆に言えば、揚水発電は電気をためるための発電所でもあるわけです。
ここで大事なのは、ためた電気をそのまま箱に入れるわけじゃないこと。水を高い場所に持ち上げて「位置のエネルギー」としてためている。だから「巨大な電池」と呼ばれることがあるんですね。
もちろん、くみ上げるときに使う電気と、落としてつくる電気は同じ量にはなりません。損はあります。でも、電気って必要な瞬間に出せるかが大事なんです。だからこそ、余った電気を使って準備しておき、ピークのときに一気に出力できる揚水発電は、電力の世界でかなり頼りにされています。
揚水発電は「電気で水をくみ上げ、あとで落として発電する」ので、巨大な電池みたいに働くんです!
水力発電というと、どうしてもタービンの話に目が行きますよね。もちろんタービンは主役級ですが、もうひとつ大事な装置があります。それが調速機です。
発電機は、回る速さが変わりすぎると電気の状態が乱れやすくなります。そこで調速機が、流す水の量を調整して、タービンの回転を安定させるんです。つまり、調速機は「回りすぎ」「回らなさすぎ」を防ぐブレーキ役でもあり、アクセル役でもあります。
しかも水は、川の流れやダムの放流で急に条件が変わることがあります。だからこそ、水量の変化に合わせてサッと調整できる仕組みが必要になる。見えないけれど重要、というやつですね。縁の下の力持ち。
回転が安定すると、結果として電気の品質が安定しやすくなります。家の照明やスマホの充電みたいに、毎日使うものほど、じわっと効いてくるポイントです。ようするに、安定した電気を出すために、調速機は欠かせない存在なんです。
水力発電はタービンだけでなく、調速機が回転を整えることで安定した発電を支えているんです!
水力発電って、「水を使ってしまう」と思われることがあります。でも実際は、たいていの場合、水は発電に使ったあと下流へ返す形になります。つまり、水そのものが消えるわけではありません。
というのも、水力発電は水を燃やしたり、化学変化させたりするわけじゃなくて、主に高さの差と流れの力を借りているだけなんです。だから水は、タービンを通ったあとも水のまま流れていきます。
ただし、ここで気をつけたいのが「いつ・どれくらい流すか」です。ダムがある場合、放流のタイミングで川の流れ方が変わることがありますし、魚の移動や川の環境にも関係してきます。なので、ただ返せばOKという単純な話ではなく、ちゃんと管理が必要なんですね。
たとえば、川の生き物がくらすには一定の流れが必要なことがあります。そこで発電の計画と合わせて、下流の流量を守る考え方が使われることもある。発電と川の暮らし、両方を見ながらの調整です。
水力発電は水を消費するというより「力を借りて下流へ返す」ので、流すタイミングの管理が大切なんです!
水力発電=巨大ダム、というイメージは強いです。でも実は、ダムがなくてもできる小水力発電という考え方があります。用水路や小さな川の落差を使って、コツコツ発電するタイプですね。
こういう小さな水力は、発電できる量がドカンと大きいわけではありません。けれど、場所によっては地元で使う電気を地元で作る助けになったり、施設の電気代を少し軽くできたりします。だからこそ、派手さはないけれど、じわっと役に立つ存在なんです。
しかも、小水力は「使える落差を探す」という発想が面白いです。たとえば水路の途中にある段差、農業用の水の流れ、施設の排水の流れなど、身近な場所にもヒントがある。そう考えると、水力発電って急に生活に近づいてきますよね。
大きなダム工事が必要なタイプに比べると、場所によっては導入のハードルが下がることがあります。もちろん許可や設計は必要ですが、「小さく始められる」という意味で選択肢が増える。ようするに、水力発電は巨大プロジェクトだけではなく、身近なスケールでも活躍できるんです。
水力発電は大きなダムだけでなく、小水力のように身近な流れを使う形でも広がっているんです!
ここまでで「水力発電の豆知識:意外に知られない雑学5選」というテーマでお話してきました。
まとめると──
──以上3点を押さえるだけで、水力発電の見え方がぐっと立体的になります。
ダムを見たときに「水をためている」だけじゃなく、「いつ流して、どう安定させているのかな?」と想像できるようになるんです。
水力発電は、水の動きを読み取り、上手に使い分ける技術のかたまり──この目線があると、ニュースでも授業でも理解が一段ラクになりますよ。
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