電流

電流

このカテゴリーでは電流に関する情報をまとめています。電流の定義や性質、直流と交流の違い、回路での振る舞いなど、電気の流れへの理解を深める助けになれば幸いです!

電流を知る、それは「電子の動き」を知ること

電気って目には見えないけど、スイッチを入れるだけで電気製品が動くのって、なんだか不思議ですよね。でもその裏側には、しっかりとしたルールがあるんです。このページでは、電流というのは「電気が流れる動きそのもの」だってことを、身近な例を使ってわかりやすく説明していきますね。「電圧とはどう違うの?」「どっち向きに流れてるの?」なんて疑問もバッチリ解決しますよ!

 

 

電流は「電子の流れ」を表している

電源と負荷における電流の流れを示す図

電源と負荷における電流の流れ
電源から負荷への電流の流れを示すアニメーション

出典:Photo by Qniemiec / CC BY-SA 4.0より

 

まず知っておきたいのが、電流は、電気の粒(電子)が動くことによって生まれるってこと。

 

たとえば、電池を使って豆電球を光らせる実験を思い出してください。電池のプラスとマイナスをつなぐと、豆電球がパッと光りますよね?これはマイナス側から電子が流れていって、電球の中を通ってエネルギーを伝えているからなんです。

 

つまり、電流=電子の流れなんです!

 

しかも、この流れは目に見えないけど、ちゃんと数字で表せます。そのときに使うのがアンペアっていう単位なんですね。

 

電流の向きは「プラス→マイナス」?それとも逆?

電子の流れと電流の向きの違いを示す図

電子の流れと電流の向きの違い
赤い矢印(右向き)→「電流の向き(従来の定義)」
青い矢印(左向き)→「電子の流れの向き(実際の電荷の移動方向)」

出典:Photo by jjbeard / Public Domainより

 

ここでちょっとややこしい話。実際の電子はマイナスからプラスへ流れてるんですが、理科では昔の名残で「電流はプラスからマイナスに流れる」ってことになってるんです。

 

これ、ちょっとややこしいけど、「電子の流れ」と「電流の向き」は反対なんだって覚えておけばOK!

 

たとえば、電池をつなげるときに「+から-へ」って向きで考えるのは、電流の向きとしての約束ごと。実際には電子は逆向きに動いてるけど、それはもうしょうがない!って割り切りましょう(笑)

 

電流の強さはどんなことに関係する?

電流の強さって、けっこう重要なんです。

 

たとえば、

 

  • 強い電流だと、ドライヤーや電子レンジみたいなパワフルな家電が動きます
  • 弱い電流でも、時計やリモコンみたいな精密な機械はちゃんと動きます

 

でも注意しないといけないのは、電流が強すぎると危険ってこと。体に流れると感電したり、火事の原因になったりするんです。

 

住宅用分電盤内のブレーカー

住宅用分電盤内のブレーカー

出典:Photo by Douglas Paul Perkins / CC0 1.0より

 

だから、こういうブレーカーとかヒューズがついてて、一定以上の電流が流れると止めてくれるんですよ。

 

このあたりは、アンペア数と合わせて考えるとより分かりやすいですね!

 

電流って聞くと難しそうだと思うかもしれねぇが、実は「電気がどうやって流れてるか」を示す超基本の仕組みなんだぜ!電子の流れをイメージできりゃ、電気の世界がグッと身近になるってわけよ!