ニッケル水素電池の定義:3つの特徴からわかりやすく解説!

ニッケル水素電池の特徴

ニッケル水素電池とは負極に水素吸蔵合金を用いた充電式の二次電池だ。特徴は乾電池サイズで繰り返し使えること、比較的大きな容量を得やすいこと、家庭用機器に適した扱いやすさを持つことにまとめられる。三点を押さえるとニッケル水素電池の立ち位置が見えやすいといえる。

ニッケル水素電池の定義:3つの特徴からわかりやすく解説!

ニッケル水素電池って、よく聞くけれど「結局どんな電池なの?」と聞かれると、少し説明に迷ってしまいませんか。


充電できる電池というイメージはあるものの、アルカリ電池やリチウムイオン電池とどう違うのかまでは、はっきり言えないこともありますよね。
でも大丈夫です。ポイントはたった3つの特徴に整理できます。


今回は、ニッケル水素電池の定義を、3つの特徴からスッと理解できるように解説していきます。



特徴① 充電してくり返し使える「二次電池」

まず一つ目の特徴は、充電できる電池だということです。


ニッケル水素電池は二次電池に分類されます。つまり、使い終わったあとに専用の充電器で電気をため直し、また使える電池です。


内部では、正極の水酸化ニッケルと、負極の水素を吸蔵する合金が化学反応を起こしています。この反応はある程度元に戻せるため、くり返し使用できるのです。


何回くらい使えるの?

製品にもよりますが、数百回以上充放電できるものが一般的です。
使い方によっては、長期間活躍してくれます。


つまり、ニッケル水素電池の定義の一つ目は、「充電可能な二次電池」であることです。


ニッケル水素電池は、くり返し使える充電式電池です!


特徴② 公称電圧は1.2ボルト

二つ目の特徴は、公称電圧が1.2ボルトであることです。


アルカリ電池が1.5ボルトなので、数字だけ見ると少し低く感じますよね。でもニッケル水素電池は、電圧が安定しやすいという特長があります。


内部抵抗が低いため、大きな電流を流すのが得意です。だからこそ、電力をたくさん使う機器に向いています。


どんな機器に向いている?

たとえば、


  • デジタルカメラ
  • ゲーム機のコントローラー
  • 電動のおもちゃ


──こうした高出力が必要な機器で力を発揮します。


電圧が1.2ボルトで安定していることも、ニッケル水素電池を定義づける大事なポイントです。


1.2ボルトで安定出力できるのが、ニッケル水素電池の特長です!


特徴③ 水素を利用した仕組み

三つ目の特徴は、その名前のとおり水素を利用していることです。


負極には、水素を吸収・放出できる特殊な合金が使われています。そして充電・放電のたびに、水素が出入りしてエネルギーをやり取りします。


なぜ「水素」なの?

水素は軽く、エネルギーを効率よく扱える性質があります。そのため、容量をある程度大きくしながら、安全性も確保しやすい構造になっています。


しかも、かつて広く使われていたニッケルカドミウム電池と違い、有害なカドミウムを使用していません。この点も重要な特徴です。


つまり、「水素を使う充電式電池」であることが、名前の由来であり本質でもあります。


水素を利用した反応こそが、ニッケル水素電池の正体です!


 


ここまでで、ニッケル水素電池の定義が整理できました。
まとめると──


  1. 充電してくり返し使える二次電池である
  2. 公称電圧は1.2ボルトで安定出力が得意
  3. 水素を吸蔵する合金を使った仕組みを持つ


──以上3点が、ニッケル水素電池を定義づける基本です。


ニッケル水素電池は、「充電できる単三電池」というだけではありません。内部では水素が動き、安定した1.2ボルトを生み出し、何度もエネルギーを出し入れしています。


ニッケル水素電池とは、水素の力を利用してくり返し使える1.2ボルトの二次電池だということなのです。


この3つを押さえておけば、もう迷うことはありませんね。