
炎の中に指を近づけると、なんだかジリジリとした感じがしますよね?実はあの“燃えてる空気”の一部は、私たちがあまり聞き慣れないプラズマ(=電気を帯びた粒が自由に動いてる状態)なんです!このページでは、「プラズマって何?」「液体や気体とどう違うの?」「どんなところで見られるの?」といった疑問に、わかりやすく答えていきますね。
プラズマボール
放電によって光る電気の筋が球体内でゆらめく「プラズマ状態」=「第4の状態」を見せる装置
出典:Photo by Luc Viatour / CC BY-SA 3.0より
まず押さえておきたいのが、プラズマは物質の第4の状態ってこと。ふつう、物質には固体・液体・気体の3つの状態があるって習いますよね?
でも、もっとエネルギーを加えると、気体の中の原子がバラバラになって、電子とイオンに分かれちゃうんです。これがプラズマ!
電子(マイナスの電気)とイオン(プラスの電気)が自由に飛び回っている状態で、ちょっと変わった「気体みたいなもの」なんですよ。
太陽のコロナループ
TRACE衛星が観測した、約100万ケルビンの高温プラズマが形成するループ構造
出典:Photo by NASA / Public Domainより
「プラズマなんて研究室でしか見られないんじゃないの?」って思うかもしれませんが、実はけっこう身近にあるんです!
見え方としては、もやっと光ってるような感じのものが多いですね。まさに「電気を帯びた光の雲」ってイメージ。
GermGuardian 空気清浄機
高電圧でプラズマを発生させ、空気中の微粒子や菌を分解・除去する
出典:Photo by TaurusEmerald / CC BY-SA 4.0より
最近ではこのプラズマの力を使って、いろんな技術が開発されています!
なんだか未来感たっぷりの存在ですが、実は古代から自然界にはあったものなんですね。
プラズマってのはよ、電子やイオンが好き勝手に飛び回ってる、電気を帯びた“特別な気体状態”ってやつだぜ!雷に蛍光灯、果ては宇宙の星まで…プラズマは俺らが気づかねぇとこでガンガン暴れてるんだよ、覚えとけよ!