電気工学

スマホ、電車、冷蔵庫、そしてこのサイトを見るためのパソコンまで…。現代の生活は電気なしじゃ成り立ちませんよね？そんな電気のチカラを学び、操り、社会に役立てる分野が電気工学（＝電気を使った技術を研究・開発する学問）なんです！このページでは、「電気工学ってなに？」「どんなことを学ぶの？」「どんな仕事に関わってるの？」といった疑問を、わかりやすく紹介していきますね。

 

 

電気工学は「電気を使って便利なものを作る学問」

電力網の送電鉄塔
電気工学を基盤とした高電圧送電インフラの一例

出典：Photo by Gerd Fahrenhorst/ CC BY 4.0より

 

電気工学とは、ひとことで言えば「電気を使ってどう社会に役立てるか」を考える技術分野です。

 

たとえばこんなテーマが含まれています。

 

• 発電：電気をどうやって作るか（水力・火力・太陽光など）
• 送電・配電：作った電気をどうやって遠くまで安全に届けるか
• 電気機器：モーターや変圧器、家電や電車などの動かし方
• 電子回路：電気の流れをコントロールするしくみ

 

つまり、「電気をどう生み出し、どう使い、どう制御するか」を体系的に学ぶのが電気工学なんですね。

 

電気工学と電子工学の違いって？

「電子工学とどう違うの？」って疑問、よくあります。ここ、ちょっとだけ整理しておきましょう。

 

• 電気工学：大きなエネルギーや電力（モーター、発電所、送電線）を扱う分野
• 電子工学：小さな電気信号（スマホ、コンピュータ、センサー）を扱う分野

 

ざっくり言えば、電気工学＝力持ち、電子工学＝頭脳派みたいな感じ。でも最近は、両方を組み合わせた電気電子工学として学ぶ大学も多いんですよ。

 

電気工学が活きてる仕事や分野って？

電気エンジニアがPLC制御盤を操作している様子
産業用制御システムの設定や保守を行う電気エンジニアの作業風景

出典：Combustion2016 / CC BY-SA 4.0より

 

実は電気工学って、めちゃくちゃ幅広い分野で活かされているんです。どんなところに関わっているかというと…

 

• 電力会社：発電・送電・配電のプロ
• 鉄道会社：電車を動かす仕組みも電気工学の力！
• 自動車業界：EV（電気自動車）やハイブリッド車に欠かせない
• 家電メーカー：冷蔵庫や洗濯機などの電気制御
• インフラ系：信号、エレベーター、エスカレーターなど、安全な暮らしを支える技術

 

つまり、電気工学は社会を“動かす力”の根っこみたいなものなんですね。