
電気が当たり前にある生活、実はそれってとても恵まれているんです。世界にはまだまだ十分な電気が使えない地域がたくさんあって、そんな現状を「電力不足(=必要な電気が足りない状態)」と呼びます。このページでは、電力不足がどうして起こるのか、どんな影響があるのか、一緒に考えていきましょう!
スウェーデン・トゥントルプで発生した夜間の停電の様子(2023年3月)
出典:Photo by W.carter / CC BY-SA 4.0より
電力不足とは、必要とされる電気に対して、供給が追いついていない状態のことをいいます。つまり、「電気が足りない」ってこと。
たとえば…
こんな暮らし、想像しただけでもちょっと大変ですよね。しかも学校や病院、工場にまで影響が出るとなると、もはや生活どころか命に関わるレベルなんです。
電力インフラ未整備地域の現場作業員
タンザニア・ダルエスサラーム郊外で、木製の電柱で作業するTANESCOの作業員。計画的な都市開発の欠如や電力インフラの未整備により、安全性や電力供給の信頼性に課題が生じている。
出典:Photo by TANESCO / CC BY-SA 4.0より
世界のあちこちで電力不足が起きている理由は、実は国や地域によってさまざまなんです。
たとえばアフリカの一部地域では、農村部の8割以上が電気なしというケースも…。一方、エネルギー消費が急増しているアジアの都市部では、発電が追いつかないという問題も出てきています。
停電時の病院における医療現場の対応
アメリカ陸軍のウィン陸軍地域病院の薬局が停電中にもオンラインで稼働している様子。停電時においても医療サービスを維持するための努力がうかがえる。
出典:Photo by U.S. Army / Public domainより
電気が足りないと、単に「不便」ってだけじゃなくて、経済・教育・医療・安全など社会全体に大きな影響が出てしまいます。
つまり電力不足は「貧困の連鎖」を生む大きな原因にもなっているんです。
電気が足りねぇってのは、ただの「不便」なんかじゃねぇ、暮らしも命も未来もブッ壊しかねねぇ超深刻な社会問題なんだよ!世界中の誰もが当たり前に電気を使える日が来るように、俺たちにもできることをガンガン考えて動かなきゃなんねぇんだぜ!