電気とオカルト

電気とオカルト

このカテゴリーでは電気とオカルトに関する情報をまとめています。電気現象が心霊現象や都市伝説に与えた影響、怪奇現象や科学的検証、儀式や民間信仰、超常現象の解説など、電気の神秘的側面への理解を深める助けになれば幸いです!

電気とオカルトを知る、それは電気の「神秘的側面」を知る事

ふだん何気なく使ってる電気、でも昔の人にとっては、それこそオカルトそのものだったんです。

 

雷に打たれたら命を落とす。暗闇で勝手に光る。触れたらビリビリ痛い…。そんな現象を見て、「これは神さまの怒りか!?」「妖怪のしわざじゃ…?」って本気で思われてた時代が、たしかにあったんです。

 

実際、電気は長いこと「見えないけど確かにあるナゾの力」として、人間の想像力をビリビリ刺激してきました。電気とオカルトの関係は、「理解できない不思議さ」と「現実に起こるインパクト」が絶妙に重なっていたからこそ、今も語り継がれてる話が多いんです。

 

このページでは、昔の人が電気に感じた“オカルト的な怖さ”や、“霊的エネルギー”として扱われてきた歴史をわかりやすくかみ砕いて解説していきます!

 

 

雷は「神さま」だった!?

雷神図(尾形光琳)

雷神図(尾形光琳)
江戸時代の画家・尾形光琳による「風神雷神図屏風」の左隻で、雷神を描いた作品

出典:Photo by Emuseum / Public Domainより

 

現代じゃ「雷=大気中の放電現象」って理屈で説明されますけど、昔の人は違いました。

 

雷のように、ドッカーン!と空を割って地上に落ちてくるエネルギーは、まさに「天からの力」。だからこそ、世界中で雷を神さまや精霊と結びつけて信仰してきたんです。

 

  • 日本:雷の神雷神(らいじん)は太鼓を鳴らして稲妻を呼ぶ神
  • 北欧神話:雷を司るのはトールという神。あのマイティ・ソーの元ネタです!
  • アフリカ:ナイジェリアのシャンゴなど、雷の精霊が豊作や罰をもたらす

 

どこも共通して、「雷=自然界の裁き」って考えがあったんですね。

 

幽霊と電気の関係?

19世紀の雷球の銅版画

19世紀の球電の銅版画
球電は、超常現象や幽霊と関連付けられることもある、稀な大気現象である。雷雨時に発生し、数秒間浮遊する発光球として目撃されることが多い。

出典:Photo by Binadot / Public Domainより

 

「幽霊がいる部屋って電気がチカチカする」とか、「霊感ある人はテレビが壊れやすい」とか、聞いたことありませんか?

 

もちろん科学的にはノイズや電磁波の干渉ってことで説明できるんだけど、それが「オカルト現象」っぽく見えるのは、

 

電気そのものが“見えない力”であり、心や気持ちに関係してるように感じるから

 

かもしれません。

 

たとえば、昔は「魂(たましい)」ってエネルギーが電気と似てると思われてた時代もありました。実際、19世紀には死者の体から“電気的ななにか”が出ると信じられていて、「死後の電流」を測ろうとした人までいたくらいです。

 

心霊実験と電気装置

EMFリーダーで測定を行うゴーストハンター

心霊スポットで電磁波測定を行うゴーストハンター
幽霊の存在が電磁波の変動と関連しているとして、このような調査が行われることがある。

出典:Photo by LuckyLouie / CC BY-SA 3.0より

 

オカルトが流行った19世紀後半~20世紀初頭、科学と霊のあいだを行ったり来たりするような奇妙な実験がいろいろ行われました。

 

  • 電磁波測定:多くの「ゴーストハンター」は、幽霊の出現と局所的な電磁波の異常を結び付けている
  • 心霊通信:電信機を使って死者と交信しようとした
  • キルリアン写真:物体の“生命エネルギー”を電気で可視化する試み
  • 霊媒体質の検証:感電実験で「霊能力」を測ろうとした人も!

 

どれも、現代の科学では「うーん…それはさすがに…」ってなるかもしれませんが、当時の人たちはマジでした。

 

電気は、それほどまでに「不思議なもの」「境界を超える力」と思われてたんですね。